京都YMCA 野外人

このメタくぼたの
アウトドアグッズのお手入れ!

いやあ今年は雨続きですねえ!
雨の中のキャンプも面白いけれど、衣類やシュラフ、カッパが濡れたりして、「どう手入れしたらいいんだろう?」
そんな野外人にお手入れの方法の解説です。


第1回は「カッパのお手入れ!」

カッパのお手入れ。もちろん濡れたかっぱを乾かせばいいのだけれど、次に使う時に嫌な臭いがしたり、
防水性能も落ちてしまうしどうすればいいだろう?
そういう時にはこうするの!

1、洗う
ゴアテックス素材はもちろんのこと、かっぱは洗濯機では洗いません。
バケツにぬるま湯を入れて、
液体洗剤(必ず)で揉むのではなく、ザバザバといれたり出したりしながら洗います。
最近は匂いのいい洗剤や殺菌性にこだわった物があるので、それを使うと良し!
匂いが良くなったり、殺菌作用で嫌な臭いを出す菌を殺してくれるからです。
粉石けんを使うと、白い洗剤が残るからダメだよ。
(グリースなどの油汚れgあある場合は歯ブラシに洗剤をつけて洗うのがいいですけど、
確実に防水性は落ちるので諦めることをおすすめします。)


2.すすぐ

洗剤が残らないようにこれもぬるま湯でしっかりすすごう


3.干す
脱水機にはかけずに、(絶対にかけないように)
濡れたままハンガーにかけて干します。
もちろんぼたぼた雫が落ちることを覚悟で。





4.防水加工をします
私はニカワックスという水性のスプレー式の撥水剤を使っています。
これはどうも、乾いてからより少し湿っているときのほうが塗布しやすい
(乾いてからだと、かっぱ自体の撥水作用で弾いてしまう)ので、生乾きの時に
全体にスプレーします。




これ1本でカッパ上下の2回分ぐらい。



5、全体に行き渡るように揉みます
全体にうまく撥水剤が行き渡るように手で揉みます。
(もんだ手もしばらくは撥水するよ!笑)




6.形を整えて干します
このあとはチャックを閉めたり、フードをきれいに広げて干します。






7.もっと防水性が欲しい方は
ゴアテックスの場合は当て布をして中温のアイロンで熱を与えます。
そうすると一層撥水効果が現れますよ。


<注意>
買って間もない、まだ良く撥水するカッパは、ざっと水洗いして陰干ししてください。
洗剤では洗わない方がいいですよ。
撥水が落ちるというのは、袖などに落ちた雨が玉になって流れてくれるぐらいがとても効いている状態。
もしベターっと水分がまとわりついたり、中に滲みてきている状態の時は上記のような撥水処理をしましょう。
撥水剤は、ガスの入ってスプレーの防水スプレーでもいいけれど、私は水性のNIKWAXを気に入っています。




<ゴアテックスって何?>
ゴアテックスは製品ブランド名です。
雨を防ぐ防水性と、水蒸気を通す透湿性能を持っています。
つまり雨は弾き、カッパを着ている体が汗かいて出す水蒸気は外に出すというもの。
これを使っていないカッパではカッパを着ていても長時間のうちに中が汗でベタベタに濡れるのです。
(通気性があるわけではありません。蒸気を出すのです。)
このゴアテックスをそのままかっぱに使ったり、靴の中に表地の下に貼りつけたりしているのです。
画期的な物ですが、硬いバリバリするという特徴があったのですが、今ではかなり進化しています。
でも、これを使うだけで製品の値段が上がるので、お高くなります。


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