12月は『アウトドアクッキング』のプログラムです。
野外の活動で欠かせない火付けの技術と、
今までのアウトドアクッキングの経験、
そして、ガスでは使えない、薪で火付けをしたときに使える『ダッチオーブン』という、
専用の道具を使って美味しい料理を作るべく頑張ります。
今回のプログラムは、フォミリーオープンプログラムで、 お家の人と一緒にバスに乗って、京都YMCAの サバエ教育キャンプ場に向かいます。 |
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バス車内では、保護者の人も交えて50音表を使った楽しいゲームを行いました。 どのようなゲームだったのかは、またお子様に聞いてみてください。 その結果を元に、グループごとに作る料理を決めました。 とびぃグループが「カレー炊き込みご飯」 あまグループが「ロールキャベツ」 ミーナグループが「クラムチャウダー」 となりました。 |
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サバエキャンプ場に到着したら、最初にネイチャーエキスパートの時間です。 今月は、「ローインパクトはなぜするのか?」 をテーマにみんなで話し合いました。 |
『ローインパクト』とは、野外で活動するときに、なるべく自然へのダメージを抑える行動や考え方のことを指して言います。 野外での活動を行う私達とは、切っても切れない大事な考え方です。 野外料理の時も、もちろんローインパクトは行えます。それの確認もしました。 |
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まずは作戦をみんなで建てます。 グループごとに隊長さんを決めたり、ペアを決めたり方法は様々です。 |
お家の人と協力して、大量の食材や調理道具を運びます。 食材の分量も、お家の人がいると安心の度合いが違いますね! |
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小さいお友達も、お兄さんたちと一緒に食べ物を運びます。 |
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まずは大量の薪を集めてきます。 乾いているかはもちろん、太さや長さにも気を使って様々な種類の薪を用意します。 |
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薪が集まったら、みんなで組み上げていきます。 大事な大事な火付けの三原則、みんなしっかりと覚えていて、それを守って組み上げられていました。 |
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ただし、あくまで原則、実際はそれだけでは中々付きません。 みんなであーでもないこーでもないと話し合って少しずつ形を整えていきます。 |
薪を組めても、次はマッチをどこに着けるのか、という問題に直面します。 マッチを使う機会も中々ないので、マッチの持ち方から擦り方、着火点への運びまで入念に確認していざ本番! |
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火が付いても一安心とはいきません。むしろここからが本番です。 空気を送って、火が消えないように上手く周りに火を広げていきます。 |
薪もどんどんと燃えて、元の形から崩れて変わっていきます。 新しい薪を入れたり、動かしたりして火を操ります。 中々落ち着く暇がありません。 |
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今月はアウトドアクッキングがメインのプログラムなので、 食材の量も多く、調理方法もいつも以上に手の込んだ物を用意しました。 |
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しかし、お家の人たちの手もあって、いつものプログラムよりもスムーズに、調理は全グループ進みました! |
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ダッチオーブンはとても便利な道具で、 焼く、煮る、炒める、蒸すなどの調理方法が鍋一つで行えます。 特に、煮る、と蒸す、に関しては圧力鍋と似た原理をしていてとても美味しくできるので、 家庭での調理に用いる人もいるほどです。 |
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また、ふたをひっくり返すとフライパン代わりにもなり、調理の幅がグンと広がります。 |
ダッチオーブンは調理中とても熱くなるので、 ふたを開けるときは専用の器具や、皮手袋などを使って慎重に開けます。 |
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みんなで仲良く、薪の補充にリヤカーを押していきます。 その場にある道具を使って快適に過ごす工夫も大事です。 |
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ダッチオーブンの上に炭を置いて、じっくりと蒸すようです。 この一手間で出来上がりが大きく変わってきます。 |
みんなで発表の準備中です。 とびぃグループが「劇」 ミーナグループが「歌」 あまグループが「短歌」 を、それぞれの発表のお題として決められています。 グループによってはお家の人も交えて考えていました。 |
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途中の味見も忘れてはいけません! お母様方の視線が本気です。 |
小さいお友達は、お兄さんたちと遊ぶのに夢中です。 みんなも中々のお兄さんお姉さんぶりです。 |
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そうこうしている内に、遂に完成です! 重くて熱いダッチオーブンを、慎重に持って行きます。 |
ミーナグループは「替え歌」をテーマに、 クラムチャウダーの調理を発表してくれました。 |
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ミーナグループの「クラムチャウダー」です。 |
あまグループは、「短歌」をテーマに、発表してくれました。 | ![]() |
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あまグループの「ロールキャベツ」です。 |
最後は、とびぃグループで「劇」をテーマに発表してくれました。 | ![]() |
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とびぃグループの「カレー炊き込みご飯」です。 |
一年間、野外料理をしてきただけあって、どのグループもとても美味しく出来ていました! そのため、料理はみるみるなくなっていきました。 |
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食事のしめには、やはりデザート! ということで、本部から「焼きリンゴ」が振る舞われました。 |
とても甘い香りが一面に広がり、みんなも鼻をクンクンと動かしていました。 リンゴは、グループで仲良く切り分けて食べていました。 |
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今回は薪を使っての火付けだったので、炭の処理も必要です。 自分達で炭穴を掘り、その中に炭を落としていきます。 |
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最後に床をはいて、小さな木端や灰などを掃除して完了です! |
掃除の後は、WEのみんなで過ごす時間です。 最初に、あまリーダーのFEの時間で、「こしょく」について話しました。 |
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次に、ミーナリーダーのWJの時間で、世界の国の「言語と国民性」について話しました。 少しいつもとは違う内容のお話でしたが、みんなも考えながら聞いていました。 |
さて、次のコーナーに行こうと思っていたら、 突然、BDマンが鐘の音とともに登場しました! みんなもびっくりです。 Happy Birthdayの歌を歌って、今月のお誕生日会の時間が始まりました。 |
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今月のロープワークは、みんな大好き「人体もやい」です。 ただ、今月はいつもとは趣旨を変えて、グループで一本のロープをバトン代わりに、 お家の人も含めてみんなが人体もやいをしてクリア、というルールです。 |
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そのため、子ども達もお家の人も、真剣な顔つきで人体もやいを練習していました。 子ども達からお家の人へ、時には、お家の人から子ども達へと、人体もやいのやり方が伝授されます。 |
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グループごとに一つの円を作り、ロープワーク大会スタートです! 泣いても笑っても一本勝負、みんな応援し合い、急かし合い、笑いあいながら、 バトンとなるロープを回していきました。 |
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ルールは簡単、 ・渡された一枚の板を燃やしきればクリア ・自分達でかまどを作る ・薪は自然に落ちている物を使う ・マッチの本数は制限あり というものです。 |
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子ども達は、グループの中で3人組を作り お家の人は、お家の人全体の中で2〜3人組を作って挑戦しました。 |
最初は薪を集めます。 どのような薪がどれだけ必要か、どこにある薪が良いか、判断していきます。 |
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次にかまどを作ります。 穴を掘るでも、石をくみ上げるでも、どれでもOKです。 風向き、日当たり、地面の質、深さや形、考えるべきことはたくさんあります。 |
薪とかまどの用意が整えば、後は組むだけです。 基本に忠実に、小さいものを下に、大きいものを上に組み上げていきます。 |
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ここからが難しくなります。 火が付いたらそれを維持しなくてはなりませんが、いつものように火ばさみを使って薪を動かせるわけではありません。 上から木端を入れても風の通り道がなくなって消えてしまいます。 ともすると、薪自体が湿っていて燃え広がらないこともあります。 |
そのような中で、どうやったら火をきれいに維持できるか? いつもは、付けることに着眼点を置いて考えますが、 ここでは維持する方を重視して考えなくてはなりません。 |
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最初に板を燃やし切り、この火付け大王を制したのは、 なんとお家の人のペアでした!おめでとうございます! |