11月プログラム
「近江鉄道のバックヤードへ潜入だ!近江鉄道にどっぷりの旅」
日時:11月20日(日) 8時45分~17時00分
参加:4名
今回は滋賀の近江鉄道の旅です。
明治時代に設立した私鉄の中で社名を変えず存続している数少ない鉄道会社です。
今回は乗るだけではなく車両工場の見学もします。
京都駅からJR琵琶湖線で草津駅まで向かいました。
乗車した新快速の225系にグッドデザイン賞受賞のプレート表示がありました。
鉄道友の会が選定するブルーリボン賞やローレル賞と同じように優れている車両のようです。
草津駅からはJR草津線で近江鉄道の起点駅の貴生川駅まで向かいました。
緑色1色に塗り替えられた113系が到着。
1編成中にボックスシートと転換クロスシートの車両が混在していました。
2駅ほど過ぎると郊外の風景に変わってゆき
車窓には三上山(近江富士)も見えました。
貴生川駅からは今日のメインの近江鉄道です。早速近江鉄道ホームに移動したのですが、お昼の時間帯は1時間に1本のためなかなかやってきません。
近江鉄道では枕木を固定するために現在でも犬釘を使っているそうで、ホームから線路を覗いてみました。ここでは犬釘ではなく新しい形の釘でした。
しばらくすると、愛称「あかね号」の900系米原行きが到着。米原まで47.7kmを約1時間半かけて走ります。
車内放送によると、貴生川駅に近い飯道山は甲賀忍者が修行した山、日野駅のある日野町は蒲生氏郷公が築いた城下町と紹介されていました。
日野駅では今では少ない構内踏切がありました。それもホームの真ん中にある形は非常に珍しいといえます。.
八日市駅では多くの人が下車しました。
さらにしばらく乗って新幹線と交差する五箇荘駅に到着。
五箇荘駅は上り線と下り線の行き違いをする駅のため、前から対抗の電車が迫ってきます。
五箇荘で途中下車し旧中山道を歩き撮影スポットの愛知川橋梁に向かいました。
国道8号線の歩道から右手に見える近江鉄道愛知川橋梁は明治時代につくられたもので登録有形文化財に指定されています。
愛知川橋梁を渡る近江鉄道を撮影する前に昼食として『オカモト タンメン。』に入りました。
昼食後に電車を撮影する予定でしたが、人気の店でお客さんも多くなかなか出てこなかったためか、1時間に1本通過する時間に残念ながら間に合いませんでした。
この写真は先に食事を済ませたディレクターによるものです。
川原で誕生日のお祝いと少し遊んでから五箇荘駅に戻りました。
車内放送によると、総合商社伊藤忠商事や丸紅の創業者である近江商人の伊藤忠兵衛の生誕地が豊郷駅に近いと紹介されていました。
車窓からはヴォーリズ建築などで有名な豊郷小学校の旧校舎が一瞬見えました。
五箇荘から彦根に向かう途中では5人のサイクリストが自転車ごと電車に乗り込んできたので驚いたのですが、近江鉄道はサイクルトレインを実施しているとわかり納得しました。
ワンマン電車で下車は先頭の扉だけのため、5台の自転車が列となって車内を前に進んで行きました。
彦根到着後は、お待ちかねの近江鉄道本社の車両工場の見学です。
説明を受け洗車する機械に入る車両に乗せてもらいました。
扉の手動開け閉め、屋根上の材料を触ったり、ブレーキのパーツを持ち上げて重さを体感したりしました。
今日は近江鉄道乗り放題。まだ乗っていない八日市線に乗るため再び彦根駅から八日市駅に戻ります。
多賀大社へ向かう多賀線との分岐駅の高宮駅やお昼を過ごした愛知川橋梁も越え八日市駅で乗り換え八日市線に乗り、近江鉄道の旅は近江八幡駅までとなりました。
近江八幡から京都まではJR琵琶湖線の新快速で帰りました。