京都青年 2014年4月号


京都青年2014年4月号 記事一覧

京都YMCA創立125周年にあたって若者の運動の展開を!

活動報告
創立125周年記念会員集会
発達障がい児理解セミナー
卒業リーダー祝会
第25回 全国車いす駅伝競走大会

活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~
ワイズメンズクラブ京都部
ボランティアビューロー
地球市民研修


京都YMCA創立125周年にあたって若者の運動の展開を!

京都YMCA名誉主事・京都YMCA第9代総主事
髙谷 泰市


今年は京都YMCA創立125周年です。京都で最も古い教会として新島襄が司式して始まった平安教会と四條教会の青年たちが中心になって1889( 明治22) 年2月12日に始まりました。これら教会の青年たちが米国YMCA同盟学生部のL.D.ウィッシャードと、J.T.スイフトとを迎えてキリスト教青年会を結成する相談をしたことから始まります。この青年たちが創立したことを忘れることは出来ないと思います。そして会館を木屋町三条上るに設け、「青年の光」という機関誌を出版します。これの寄稿者は、新島襄、本間重慶、留岡幸助、松山高吉、安部磯雄、スイフトなどの、当時のキリスト教界のそうそうたる指導者です。また日本の近代化に貢献した人々でもあります。そういう意味でわれわれYMCA会員の役割を今一度考えてみる必要があると考えます。この年大日本帝国憲法が公布されています。このYMCAは「京都青年会夜学校」を初め、水害救援活動をし、幻燈会や音楽会も催していますが、やがて消えてしまいます。何故かわかりませんが、仏教徒によるキリスト教排斥事件もあり、また自由主義神学が提唱され、信徒の動揺も起こっています。

その後、1903(明治36) 年に再度創立されました。佐伯理一郎というドクターが理事長です。これに福田令寿( 後、熊本YMCA理事長、熊本名誉市民) と新島襄の薫陶をうけた大澤善助(大澤商会)、中村栄助(油商、後に衆議院議員)湯浅治郎(醤油製造、湯浅八郎の父)らが中心となって創立したのです。これにはJ.R.モット(後、世界YMCA同盟総主事)の要請を受けたJ.D.デーヴィス、G.S.フェルプスたちの協力によるものが大きいのです。やがて会館が建設されますが、会館の費用は、モットの要請によりJ.ワナメーカーから今のお金で約10億円を超える寄付が中心となります。彼は、煉瓦焼の子として生れ、YMCA書記となり、後に衣類商を開業、やがて百貨店王となった人です。このお金に加えて京都の理事会が募金をして今のお金で約16億円をあつめ、三条柳馬場に建設したのです。三条通りは東海道五十三次につながるメインストリートで日本銀行、中央郵便局、電話局がありました。

この会館は当時の京都の中心的な存在で、岡崎の公会堂が出来るまでホールは講演会、演説会、音楽会、演劇などが開催され「三条の青年会館」として親しまれました。それに英語学校を開設し簿記学科を加え学校事業を発展させました。

1917(大正9)年東京芝浦で開催された極東オリンピック大会で京都YMCAバスケットボールチームが日本代表となっています。さらに撃剣、柔道、卓球なども行われます。また日本随一のボーリングアレーも設置され、多くの市民が参加します。大正期には少年事業として一週間単位の授業も行われました。バザーでは宝塚少女歌劇が上演され大勢の観客を動員します。このように京都市の中心的な文化・体育活動をしていました。勿論キリスト教の講演会も活発に行われます。救援活動として「中華民国飢餓救済義援金募集」も京都Yの提案で推進されます。関東大震災の救援、丹後大震災の救援活動も行われました。

しかし、満州事変から始まってアジア・太平洋戦争では、敵国宗教団体として弾圧を受けます。会館には配属将校が、すべての文書やプログラムの点検を行い、その許可がなしでは何もできないようになったのです。遂には右翼団体が会館を囲み、「解散せよ」と叫びます。南京に派遣されていた末包敏夫総主事は現地の司令官に交渉して、私たちは南京で難民医療協力をしているのに京都でのことは困ると訴え右翼を解散させます。この医療協力は戦後に日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)につながります。

戦後は、米国の指導もあって民主主義とは何か、そのリーダーシップを育てることで、やがて全国少年リーダー協議会、青年のレイリーダー協議会が組織されます。ここで育った方々は社会的にも活躍するようになります。肢体不自由児キャンプも日本では2番目に行われ、10年実施し肢体不自由児協会ができ行政も認めるようになります。英語学校はグレーデッド・ダイレクトメッゾドを導入し、一時は1300人の生徒が学びました。やがて専門学校の創立となり今日に至っています。

特に京都YMCAの大きい特色としてリトリートセンターの建設があり、そのため働く青年会員たちが、土地購入の募金からバザーの開催、土日にワークキャンプにより実現しました。今日これはワイズメンズクラブに引き継がれています。このような活動を通じて三条本館の建て替えに至りました。こうした会員の奉仕の働きは大きいYMCAの運動となっています。

これからの時代を背負う若者があたらしいYMCAの運動をすすめて行かれるよう願って止みません。

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活動報告

創立125周年記念会員集会

 今年で創立125周年を迎える京都YMCAの創立記念会員集会が2月15日(土)に開催されました。

 今年は「われらまた、こぞりてたたん 125年の歴史に連なる」というテーマで行われ、125年という節目に今一度京都YMCAの会員全てが125年の歴史の中でYMCAを支えてきた人たちと連なり、京都YMCAを次の130年、150年につなげていく想いを共有しようという意味が込められていました。

 初めに、125周年の行事の初めの一歩として125周年の記念感謝礼拝が持たれ、会員で公益財 団法人の評議員でもある日本キリスト教団京都丸太町教会の佐藤博牧師から「喜びの土台」と題して 歴史の中で培われてきたYMCAの基についてメッセージが伝えられました。  茶話会を挟んで、その後会場をマナホールに移して第2部が行われました。第2部は「日本のYMCAに連なる人々」というテーマでYMCA史学会の理事長齊藤實氏を講師に迎えて記念講演が行われました。

 昨年日本YMCA同盟から刊行された「日本YMCA人物事典」にちなんで日本のYMCAの歴史 の中でYMCAを作った人々やYMCAを支えた人々のことを学び、熊本バンドの話から日本のYMCA創立に関わった同志社の人脈の系譜についての話や戦前戦後の困難な時期にYMCAを支えた人々についての話が披露されました。

 ご自分の東京YMCA時代の話や京都YMCAの歴史にかかわった人々の話も交えての興味深い内容でYMCAに連なる人々の幅の広さを感じるお話でした。

 記念講演の後、神﨑総主事から125周年の記念事業についての発表と提案がされました。この会員集会をスタートに、来年の2月11日に同志社大学の寒梅館で開催する記念式典までに125の記念事業を会員皆でやりましょうという提案がされ、様々なアイデアを委員会やボランティアグループ、スタッフやワイズメンズクラブなどから募って実施することがアピールされました。

報告 加藤 俊明
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発達障がい児理解セミナー

 

 3月8日、京都市中京青少年活動センターにて、発達障がいについての正しい理解を進め、子ども たちへの適切な支援のあり方を市民の方々へ広めることを目的に、「第11回発達障がい児理解セミナー」を開催しました。

 今回は、「学習障がい児の支援を考える―学校の役割・地域の活用―」をテーマに、学校教育関係者、保護者など、29名の参加で開催しました。「LD支援の現在とこれから」を鋒山智子氏(京都府総合教育センター特別支援教育部長)に、「小学校における実践」を木下裕紀子氏(京丹後市立網野南小学校通級指導教室担当教諭)に、「中学校における実践」を山口正剛氏(吹田市立豊津中学校通級指導教室担当指導教諭)に、「京都YMCA中学生居場所プログラムの紹介」を松村幸裕子(京都YMCAサポートプログラム非常勤講師)に、それぞれ、講演をしていただきました。現場での生き生きとした支援の姿、教材などの説明がなされました。例えば、中学生においては、「担任の先生は教室にいない」「宿題は各教科の先生が出すため、担任の先生は知らない」などといった小学生との違いによる困難が現れることや、その対策などが話されました。各発表とも、すぐに実践できる内容が多くありました。講演いただいた講師のみなさん、後援団体、共催の京都みやびワイズメンズクラブのみなさんをはじめ、ご協力いただいた方々に感謝いたします。

 このセミナーは、京都YMCA創立125周年記念事業として開催しました。講演していただいた 講師の先生方や親の会、地域の子ども支援センター、発達相談所などと連携し、現在京都YMCAで 発達障がい児サポートプログラムとして行っている小学生・中学生の活動の充実をはかり、ソーシャ ルスキルトレーニングなど、新しい展開も計画しています。どうぞご期待ください。

報告 藤尾 実
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卒業リーダー祝会

shukukai 3月9日にユースボランティアリーダーの大学卒業を祝う、卒業リーダー祝会(以下、祝会)を開 催いたしました。今年は25名が大学を卒業しました。当日の運営は60名の現役リーダーが行い、リー ダーOBOGが46名、プログラム参加メンバー30名、ワイズメンを含むYMCA会員30名の総勢160名を超えるYMCA関係者で祝いました。1部の礼拝では、毎年リーダートレーニングやクリ スマス祝会でもご協力くださっている門脇光禅司祭(日本聖公会津聖ヤコブ教会)にお越しいただきました。司祭の奨励の中で、聖書にある「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」について話され、このことを涙を浮かべながら受け止めるリーダーの姿がありました。自身の経験を振り返って、共に汗をし、共に苦労し、共に喜びあってきた仲間のことを人一倍熱く思う彼らの成長を感じることができました。

 2部の式典では、この祝会の実施にご支援をいただいた在京17のワイズメンズクラブ会長より卒業 記念文集を贈呈していただきました。その後、卒業リーダーより在籍リーダーへのメッセージやお世 話になった方々へのお礼の気持ちが込められたスピーチが述べられました。

 3部のパーティでは、来場いただいた会員、活動参加者の子どもや保護者、リーダーOBOG皆で卒業リーダーを囲んで交流のひと時を過ごしました。その中で在籍リーダーが作成した卒業リーダーを紹介する映像が流されました。卒業リーダー一人ひとりの性格や特徴がよくわかる映像を、卒業生もドキドキしながら楽しむことができたと思います。

 卒業リーダーに向けてご祝辞や激励のメッセージとして温かいお言葉をくださったご来賓の皆様、ご支援いただいた京都部各ワイズメンズクラブをはじめ、ご来場いただきましたリーダーOBOGや 京都YMCA会員の皆様に心より感謝いたします。

報告 中村 彰利
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第25回 全国車いす駅伝競走大会

 今回で第25回を迎える「全国車いす駅伝競走大会」が3月9日(日)に京都市内で行われました。 京都YMCAはこの大会の開始当初から関わってきており、現在もこの車いす駅伝競走大会の運営に携わるユース21京都という組織の加盟団体としてこの大会に協力しています。 日程変更の関係でワイズメンズクラブの行事や京都YMCAの卒業リーダー祝会と行事が重なりYMCAのボランティアの減少が懸念されましたが、例年とほぼ同じくらいの京都のワイズメン約90名のメンバーがボランティアのスタッフとして集まりました。

 当日は、9日(日)の朝早くから宝ヶ池グランドプリンスホテルに集合し、各中継所ごとに分かれ て選手のバスへの乗車および降車介助及び中継所での選手の介助また、閉会式の行われた西京極競技 場から帰る選手の介助を行いました。 特に今年は、事前にボランティアビューロー専門委員会の企画で3月1日(土)に車いす駅伝の介助講習会が行われました。毎年選手として参加している名古屋グランパスワイズメンズクラブの阿部一雄ワイズに講師として来ていただき、介助される側からの話を聞いていたため例年になくワイズメンの介助にも丁寧さと余裕が感じられました。 当日は好天に恵まれた都大路で全国から集まった26チームの熱戦が繰り広げられました。

報告 加藤 俊明
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活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~

ワイズメンズクラブ京都部

 今期ワイズメンズクラブ京都部は、「Let us joinhand !~さあ!手を取り合ってワイズの輪を広げましょう!」の標語の元、我がウエストクラブの桂女史が京都部部長に手を上げられ、2013~2014の京都部が動き出しました。握手から始まるワイズの交流、共に手を取りこの素晴らしい習慣をクラブ内にとどめず外に向かっても広げて行く事が新しい仲間を呼び込む象徴的な形だと考えられ、こんなワイズ仲間を、ワイズデーや、色々な企画で、広報して行きたい。もっともっと知ってもらって、仲間を増やしたい!未来につなげて行きたいという、桂部長の熱い思いに全面協力しております。

 ワイズメンズクラブの地域奉仕活動は、支援を受ける方々にワイズメンが、一方的に奉仕するだけではなく、活動を通して同じ時間を共有し同じ喜びを感じお互いが元気になるという素晴らしさにあ ると考えます。 この素晴らしさをワイズメンが再認識し、また、支援団体の皆様に体感いただき、みんなが元気になるイベントをしたいという桂部長の強い思いから、川上地域奉仕・環境主査がアイデアを出し「京都バリアフリーコンサート」を開催し大成功をおさめました。京都部各クラブには、支援金、企業・個人協賛金、チケット販売、そして当日のお手伝いに至るまで、大変なご協力を頂き、オール京都部で参画できました。ワイズメンズクラブの良さが伝わるようなワイズデーにしたいとの思いから、準備万端当日は500 名を越える方々にご参加いただき、約8割の方が一般の方々であったことがワイズメンズクラブの広報となり、ワイズの良さ・温かさを感じていただけたのではないかと思っております。

 今期の京都部は7月スタート以前から幾度も役員・会長全員と懇親会を行い、意思疎通を図ってまい りました。色々な話をする中でオール京都部としての仲間意識が大きく育ち、お陰さまで、本当に楽しく接して頂いております。「Let us join hand!」を合言葉に後3ヶ月、今一層のご協力よろしくお願いします。

2013-2014ワイズメンズクラブ京都部
事務局長 中原 一晃
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ボランティアビューロー

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 京都YMCAボランティアビューロー専門委員会では、共に生きる社会の実現に向けてボランティアの裾野を広げる活動を行っております。

 ボランティアビューローに登録されているYMCAのボランティアグループには、視覚障がい者の皆さんへ様々な情報をテープ等に吹き込んで自宅へお届けする「京都YMCAこおろぎ」「長岡こおろぎ」「わいわいネット」、また視覚障がい者の方のパソコン利用を支援する「京都福祉情報ネットワーク(Win-kyoto)」、聴覚障がい児プログラム研究会「マイ・マイ」、障がいのある子供たちの創作広場「パレット」、インド・ランチ市のハンセン病患者とその家族の自立支援をサポートする「フーロカール」、新しいグループとして若い方が中心となって設立された「京都YMCA VOLATZ」、また定期的にがん患者さん自身やその家族の方が集まってコミュニケーションを行う「がん患者さんの会」があり、多岐にわかる活動を独自に行っていらっしゃいます。

 また、ボランティアビューロー専門委員会が主催して視覚障がい者介助セミナーや車イス介助セミナーなど市民の皆さんにとってボランティアのきっかけとなるようなセミナーを開催しております。 緊急時、たとえば先だっての東日本大震災や台風による大規模水害の発生時には、市民の皆さんに広くボランティアを募り、災害ボランティアを派遣する事業も随時行っております。 現代の社会は生きにくい社会といわれ社会的な孤立が問題とされるなか、YMCAではそれぞれの地域で、人と人の寄り添い・助け合いを大事にした活動をつづけています。

 一人一人の力は弱い小さいものかもしれませんが、人々が互いに支えあい、力を合わせることで住みよい優しい社会が実現するように、またそれに近づくことが実感できるように、この活動が継続できるよう願い、今後も多くの市民の皆さんがYMCA運動にご参加いただけることを期待いたします。

ボランティアビューロー専門委員会
委員長 宇佐美 賢一
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地球市民研修

 毎年東山荘(静岡県御殿場市)にて行われている地球市民研修についてご紹介します。 2009年にスタートしたこの研修の目的は1年間のカリキュラムを通じて、「世界を読み解く力」、「多様性を重んじるリーダーシップ」、「課題解決に向けた行動力」の3つの力を伸ばしていくことです。2013年度も76名の研修生が参加し、8月末から行われた1週間の研修の後、国内研修生それぞれがアクションを起こし、その活動を発表することで3月に地球市民としての認証を得るという流れになっています。

 今回は国内の大学生、留学生52名と海外7カ国(韓国、台湾、香港、フィリピン、インドネシア、東ティモール、ベトナム)の若者23名が集い、学びました。 海外の高校生や国内外の大学生、社会人まで幅広い世代が参加しましたが、彼らに共通して言えるのは、『グローバルに活躍できる人になりたい』『これからもっと社会に貢献していきたい』という目的意識や広い視野を持って、世界に羽ばたこうとしている未来のある若者たちであるということです。

 研修ではアジア各国で活動を行う仲間から所属YMCAでの活動やこれからの課題を聞いたり、東山荘から少し足を延ばして地域社会に貢献する事業を行っている横浜YMCAや日本の民間企業を実際に訪ね、その内容を担当者の方々から話を聞いたりもしました。 その他にも貧困や経済格差、貿易などをロールプレイングゲームにて疑似体験することで、世界と私たちが置かれている状況を再認識しました。

 研修生がもつ背景や興味を持っているテーマは様々で(貧困、経済格差、歴史やジェンダーなど)、個々がそれらのテーマを”Think Globally Act Locally(グローバルに考え、ローカルで行動しよう)“という考えのもと、自身の大学や職場、所属YMCAでできるアクションを考えます。 今年も国内参加者が一同に集まり、3月の認証式にて無事に『地球市民』として認証を得ることができました。

 研修を通して多くの友人と語り合い多くの経験をすることで、地球市民とは具体的にどういう人のことをいうのか、ということを考える機会を得ました。研修冒頭の『地球市民とは?』という問いかけに対して、私自身初めはぼんやりこういう人のことをいうのかなぁと漠然としたイメージのみをもっていましたが、研修の最後には『多様性を受け入れることのできる人』『相手のことを思いやり、彼らのために祈ることのできる人』など、個々に自分なりの答えは出たように思えました。

 興味を持たれた方、2014年度のお申込みはまだこれからです。この研修はあなたと同じように世界に目を向けているたくさんの仲間たちと、語り合い、寝食を共にすることで、きっと実りある研修になることと思います。

京都YMCA職員
亀山 みぎわ
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