京都青年 2014年10月号


京都青年2014年10月号 記事一覧

すべての子ども達が、受け入れられる社会を目指して ~発達障がい支援事業の願いと取り組み~

活動報告
福島被災者支援リフレッシュファミリーキャンプ
青い空と白い雲のキャンプ
スイム祭り ~プール無料開放デー~
第38回 全国YMCA少年少女水泳大会
アクアフェスティバル
YMCAエルサレム・ユース・コーラス 京都公演
福知山豪雨災害ボランティア派遣

サマープログラム・サマーキャンプ
集中スイミング
鉄棒とび箱が好きになる教室
サマーキャンプ アウトドアクラブリーダーになって

活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~
京都ウイングワイズメンズクラブ
京都洛中ワイズメンズクラブ
京都YMCAこおろぎ
バスケットボール・サッカースクール


すべての子ども達が、受け入れられる社会を目指して
~発達障がい支援事業の願いと取り組み~

京都YMCAサポートプログラム
ディレクター 金山好美

1997年頃、当時奈良YMCA体育野外部で勤務していた私の目の前には、個性的で楽しい子ども達がたくさん登場してきました。プールで水にプカプカするのが楽しそうなA君は、いくら呼んでも泳いできてくれません。体育を好きになる教室に来ていたBちゃんは、前回りするのが怖くて怖くてたまりませんが、いつもニコニコして「リーダーの誕生日は?」「お家の駅どこ?」と聞いてきてくれます。お着替えの時絶対に反対にTシャツを着てしまうC君…本当に愛らしく忘れられない人ばかりです。しかし、ちょっと困ってしまうこともあり、私が「○○してください!」というと、大抵ほとんどの子が1回では指示に従ってくれません。「ニコニコしてるのに、なんで聞いてないんやろ?」と同僚に相談すると、「あの子ら、学習障害なんやて」という返答がきました。「学習障害って何やろう?どうしたらあの子が鉄棒出来るように教えられるのか…」という疑問が、今でいう「発達障がい」を持つ子ども達との出会いでした。

どうしても「逆上がりさせたい!」「もっとキャンプを楽しんでほしい」という一心で、LD・ADHDのセミナーに行ってみました。知的に遅れはなく、ある面では天才的なひらめきを持ち…ただ、自分をコントロールする事や社会性の発達的な問題があるという子ども達に対して、講師の先生は「順番を守るってことを知らないんです」「人にデブっていう事が失礼だとは知らないんです」「一緒に片づけるってことが『協力』っていうことを知らないんです」「それを教えて守れた時に気持ちいいなぁ、嬉しいなぁって感じさせることが社会性に繋がるんです」と毎回連呼されていました。それを聞いて私は「YMCAでやってるやん!」と思いました。その後はセミナーアンケートに「体育講師としてどうしたらいいですか?」「体操教室の中で何が出来ますか?」と質問をし続けましたが、読み上げてくれる事はいつまでたってもありませんでした。「こりゃ『どうしたらいいのか』というのは、自分で考えないと仕方ないなぁ」と途方に暮れていたのと同時に、「でも、YMCAでやってる事でえぇやん!やってることをわかりやすくしたらいいだけやん」と、少し何とかなるような希望を感じて帰っていきました。

それから、10年後の2007年には、学校教育において「特別支援教育」の取り組みが始まり、A君やBちゃん、C君のような子ども達は、通常学級にいながら特別な支援を受ける対象となりました。学校では、〈彼/彼女〉らの為に個別指導計画を立ててそれに従って指導がなされています。ことばの相談室での個別授業や、特別支援学校も地域学校に向けてのセンター的機能も果たされるようになってきました。様々な公共での取り組みが進む中で、「YMCAが出来る事」…それは、「自分の力でできる!」「わかったぁ~!」を感じる体験の場を確実に提供するというだと思います。応用行動分析学の中に、「正の強化で維持させる行動選択肢の拡大」という定義があります。人は、良い事・嬉しい事・楽しい事等のごほうび(=正の強化)があると、「またやろう!」「今度は○○やってみよう!」と自らの行動を広げていく力があるという事です。YMCAが得意とする「人が人と関わって楽しいと感じる/人が楽しんでいるのを見るのが楽しい」をプログラムで丁寧に展開していく事は、コミュニケーションが苦手な子ども達がポジティブな行動を自らでゲットしようとする力に繋がっていく事だといえます。たとえ、失敗する事があっても、仲間と喧嘩する事があっても、特性を持っている子がこだわりがあって切り替えが弱いというのも知っていますが、YMCAのサポートプログラムでは、「○○したらやり直して成功できる」「喧嘩してもリーダーが教えてくれて仲良くできた」「△△するのは嫌だったけど、ありがとうって言ってもらえた」と、一人一人の子ども達が確実に感じ取れる環境を作れば、自らで「行動選択肢の拡大」(↓「生きる力」といってもいいかもしれません)をしていける人に育ってくれるに違いないと思います。決して、与えてもらう喜びだけを求めているのではなく、「自分で出来る喜び」を子ども達のペースに合わせて丁寧に捉えて一緒に喜んでいける環境を、サポートプログラムは作っていきたいと考えています。

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活動報告

福島被災者支援リフレッシュファミリーキャンプ

「東日本大震災救援復興支援募金」を用いて8月8日から13日にかけて行われた「福島被災者支援リフレッシュファミリーキャンプ」には、幼児、小学生、中学生とその保護者:合計9名(3家族、各家庭3名ずつ)が参加されました。

当初は、YMCAリトリートセンター、サバエ教育キャンプ場で行う予定でしたが、1日目の伏見稲荷大社、平等院観光の後、台風の影響により、2日目午後から3日目は、やむなくリトリートセンターから京都市内に避難して過ごすことになりました。子どもたちはYMCAのプールや京都市青少年科学センターなどで、大人は金閣寺やYMCA近隣散策など、予定変更はしましたが、楽しい時間を過ごすことができました。台風が去って、4日目にはリトリートセンターに戻り、待望の自然のもとで活動をすることができました。近隣の小学生と鬼ごっこなどで思いっきり走り回り、5日目はサバエキャンプ場に移動して、思う存分、水遊びをしたり、カヌーに乗ったりすることができました。キャンプが始まった時は、全く面識がない皆さんでしたが、活動を共にしているうちに、交わりが持たれ、日に日に全員が仲良くなっていきました。

このキャンプは、ボランティアビューロー専門委員、VOLATZメンバーによる実行委員会によって企画・運営がなされました。また、ウイング、エイブル、グローバル、みやび、東稜、ZEROの各ワイズメンズクラブより、食事提供、運営費のご支援をいただき、充実したキャンプ生活をおくることができました。今後も、被災地に思いをはせ、京都YMCAができる支援活動を検討し、進めていきます。キャンプに関わったみなさまに、感謝するとともに、今後ともご支援よろしくお願いいたします。

報告 藤尾 実

リフレッシュファミリーキャンプ 参加者の声

○ 原発の被害で食べ物が食べられなくなったり、子どもたちの外遊びが制限されたり、除染で不便な生活を強いられたりと、いろいろイヤな思いもしましたが、だからこそ、皆さんに心配していただいて、普段なかなか経験できないような良い思いをすることができました。
○ このキャンプに参加して、子どもたちと、いつか何処かで誰かが困っている時に、ひとのために何か出来る人になろう、いつか皆に恩返し出来る日が来るといいね、と話し合ういい機会にもなりました。
○ 離れた地でも、福島県の人間の事を想ってくれている人がたくさんいてくれて、とても心強く思います。

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青い空と白い雲のキャンプ

 2003年から始まった重い病気の子どもときょうだいのためのキャンプ「青い空と白い雲のキャンプ」は、12回目の今年も17名の参加を得て開催することができました。

1日目は子どもたち自身が楽器(マラカス)を手づくりし、夜にはそれを使ってみんなで演奏会をしました。また、アウトドアクッキングにも挑戦し、夕食を自分たちで作りました。今年は夏らしい、そして豪快な料理にチャレンジしました。メニューは「スペアリブ」「タコライス」「南国風焼きそば」「パイナップルパウンドケーキ」です。どの料理もおいしくでき上がり、わいわいと楽しくいただくことができました。

2日目は気球プログラムからスタートです。雨が降ることはもちろん、強い風が吹いても飛ばすことができない気球をこれまで一度も欠かさずに飛ばせていましたが、今回も見事に気球を飛ばすことができました。初めて乗った子どもは「ふわっと(浮いて)、不思議な感じ!」と何とも言えない表情で話してくれ、毎年参加していて何度も乗った経験のある子どもも「毎年これに乗るのが楽しみ!(去年は見られなかった)琵琶湖の向こう側が遠くまで見られた!」と嬉しそうに話してくれたのが印象的です。
この他、カヌーに乗って少し遠くの浜まで出かけた先で原住民(に扮したワイズメンやリーダー)に遭遇し、一緒にゲームをしたり歌を唄って楽しんだりするなど、参加した子ども達にはもちろん、それに関わるスタッフ皆にとっても楽しいこと盛りだくさんのキャンプを行なうことができました。

このキャンプには、参加する子どもたちが身体的なリスクを抱えていることにすぐに対応するために、京都大学医学部附属病院及び京都府立医科大学附属病院から小児科医や小児科の看護師がメディカルスタッフとして参加してくださいました。また、気球プログラム協力として日本気球連盟、スタッフ協力としてリーダーOBOG、京都ウイング、プリンス、ウエル、トップス、洛中各ワイズメンズクラブからもご参加いただき、総勢84名のリーダー、スタッフでキャンプを行うことができました。感謝して報告いたします。

報告 中村 彰利
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スイム祭り ~プール無料開放デー~

 9月7日(日)京都YMCAウエルネスセンター5階プールを無料で開放する「スイム祭り~プール無料開放デー~」を開催しました。地域の皆様に自由にプールをご利用いただくかたわら、「○×クイズ」「タイム計測」「じゃんけん大会」イベントを行い、親子連れをはじめ、多くの方にご参加いただきました。

約100名のご来場者の中には、京都YMCAのプールに初めて入られた方も多く、京都YMCAのことを知っていただく機会として、とても良いプログラムになりました。イベントにも多くのご参加をいただき、大いに盛り上がりました。
今後もこのようなプログラムを定期的に行い、スイミングプログラムや京都YMCAを知っていただく機会を増やしていきたいと思っております。

報告 樋口 三友紀
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第38回 全国YMCA少年少女水泳大会

日時:8月21日~22日
会場:千葉県国際総合水泳場
京都YMCAチームは、男子13名、女子15名で参加し、男子総合2位、女子総合優勝、男女総合優勝、女子最優秀選手賞を獲得。見事、大会6連覇を果たしました。

 

報告 東 真理子
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アクアフェスティバル

9月21日(日)に、京都YMCA5階プールにて「アクアフェスティバル」が開催されました。
18組36名の親子が参加され、アクアビクスやゲームなどみんなで楽しく遊びました。最初は不安そうな顔をされていた子どもたちも、最後にはとびきりの笑顔を見せてくれました。保護者の方々もアクアビクスやゲームに真剣に取り組まれ、今回のテーマである親子の「絆」を深めることができました。

報告 吉田 真奈
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YMCAエルサレム・ユース・コーラス 京都公演

同じ地域に住みながら普段はお互いほとんど交流の無かったユダヤの青年とパレスチナの青年がYMCAで出会い、歌を通じて交流を深める。そんな取り組みが紛争の続くイスラエルのYMCAで始まっています。
現在イスラエルにはエルサレムのユダヤ人が多く住む地域にあるエルサレム・インターナショナルYMCAとパレスチナ人の多く住む地域にある東エルサレムYMCA、そしてパレスチのガザ自治区にあるガザYMCAと3つのYMCAがあります。

その中でエルサレム・インターナショナルYMCAはパレスチナ人とユダヤ人の憎しみの連鎖を断ち切ろうと平和を求める働きをしておりその一つがユース・コーラスです。
この夏もガザ地区でハマスとイスラエル軍の戦闘で多くのパレスチナ人の犠牲者が出ました。そんな中、京都男声合唱団の招きでYMCAエルサレム・ユース・コーラスのスタッフ及びメンバー26名が京都で公演を行いました。来日したのは、ユダヤとパレスチナの青年が約半分ずつの構成で、8月14日に京都コンサートホールの大ホールで京都の高校や大学、社会人のコーラスグループと共に公演を行いました。
海外での公演が初めてというエルサレム・ユース・コーラスでしたが、イスラエルやパレスチナの歌が披露された後、最後に平和の思いを込めてこの日のために練習してきた「花は咲く」が日本語で歌われ会場から大きな拍手がわきあがっていました。

京都YMCAからも当日のスタッフとして9名の会員が会場整理等の応援を行いました。
翌日には、ゼスト御池で路上ライブコンサートも行われ道行く人が多く立ち止まって聴き入っていました。その後東京での公演のために京都を後にしてゆきました。

報告 加藤 俊明
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福知山豪雨災害ボランティア派遣

 8月18日に京都府中部を襲った集中豪雨で、福知山市の中心部が冠水し、多くの住宅が床上・床下浸水をしました。京都YMCAでは、ボランティアビューロー専門委員会が緊急委員会を開催し、23日(土)、24日(日)の2日間の復旧ボランティア派遣を決定しました。福知山YMCAのあたりも浸水しているという情報もあり、福知山YMCAメンバーの堀さんに連絡を取りボランティアビューロー専門委員会の宇佐美委員長が急遽福知山に向かいました。宇佐美委員長は、福知山YMCAで堀さんと会い状況確認の後に福知山市の災害ボランティアセンターに向かいボランティア派遣の事前調整を行いました。

福知山YMCAは幸い会館の浸水はなかったものの、会館周辺は水に浸かったため作業が必要ということでボランティアを派遣することとしました。
そのうえでボランティアバスの派遣をいち早く実施していた京都府災害ボランティアセンターと連絡を取りボランティア募集が行われました。京都YMCAではマイクロバスを使っての派遣ということで20名の募集でしたが、関心は高く、すぐに定員は埋まりました。
ボランティアビューロー委員の2名は、福知山YMCA理事長宅に泊めていただき現地での調整にあたることになりました。
両日とも福知山YMCAでの作業と福知山市災害ボランティアセンターから派遣された集落での山から流れ込んだ土砂の撤去作業を行いました。
2日目は、作業途中に豪雨により避難警報が出され、予定より早く撤収というハプニングも起きましたが、与えられた役割をほぼ達成することができました。
今回のボランティアも委員会メンバーやワイズメン、VOLATZメンバー等のYMCA会員の他に多くの市民ボランティアが参加し、京都YMCAを通じてのボランティアをしていただくことができました。

報告 加藤 俊明
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サマープログラム・サマーキャンプ

集中スイミング

6日間コースではスケジュールが合いにくいという声が以前から寄せられていたため、今年度より4日間コース(60分/日、90分/日)、5日間コース(80分/日)と期間を短くして2つの期間を設定しました。スケジュールを合わせやすくなったという声が多く寄せられ、360名(スクール生162名、スクール生以外・一般270名)の子どもたちが参加し、目標の水泳ワッペンを目指して皆とても頑張り、充実の夏休みになったものと思います。
年少さん水泳(3日間)28名幼児年少の子どもたちに、プールが好きになってもらおうと3日間の教室を新しく企画しました。1クラスの予定でしたが、2クラスに増やしました。初めはこわごわだった子どもたちもリーダーの楽しい水慣れプログラムですっかり水に親しむことができました。
平泳ぎチャレンジは3年目の開講で年々参加者が増加し、44名と過去最高の参加者となりました。「小学校の遠泳の準備」や「安全のために平泳ぎを覚えさせたい」というニーズは高く、今後も継続していきたいと考えています。

報告 辻中 康宏
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tetsu

鉄棒とび箱が好きになる教室

「鉄棒やとび箱、マット運動ができるようになりたい!」という子どもたちの願いにこたえて、今夏も実施しました。
初めはなかなかコツがつかめなかったお友だちも、リーダーの励ましでどんどん上達し、最終日には上手になったところをみんなに発表できました。

 

報告 辻中 康宏
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サマーキャンプ アウトドアクラブリーダーになって

 私は、今年からアウトドアクラブのボランティアリーダーを始めました。そして、今年の夏のキャンプで、初めて私は子ども達のグループのリーダーをすることになりました。
京都YMCAでは、グループのリーダーの事を「カウンセラー」と呼びます 。私は初めてのキャンプが始まる前に「カウンセラー」の意味を調べました。そこには、「カウンセラーとは、明確な解決策を直ちに提示することは原則的にない。新しい理解や洞察に自発的にたどり着くために導く役割」と書いてありました。そこで私が思ったのは、「リーダーがグループの子ども達に全部のことをやってあげることは、しない。」ということです。子どもたちの身の回りの事をリーダーがやってあげることは簡単です。しかし、それだと子どもたちは、あまりキャンプを通して成長できないと思いました。
私は子ども達にキャンプを通して少しでも成長して欲しいと思いました。キャンプでは、二泊三日という時間、ずっと同じメンバーで過ごします。ずっと一緒にいればケンカもしてしまうと思います。ですが、ケンカは仲良くなるための手段でもあると私は思います。実際、私も子どもの頃に参加したキャンプで、ケンカして仲良くなったということがありました。ケンカを勧める訳ではないですが、子どもの頃にケンカをしておかないと大人になった時にどう対応すべきか困ると思います。つまり私は、子どもの頃はケンカをいっぱいすべきだと思っています。なぜなら、子どもの時だと、まだ関係が修復できると思うからです。子どもの頃にケンカしておくことで、もしかしたらその後ケンカをしなくなるかもしれないですし、ケンカした後の対処法も学べるかもしれないからです。
キャンプ中には、リーダーを投げ出したくなるようなことがたくさんありました。ですがキャンプ中にケンカをした子ども達同士が、最後の日に仲良く遊んでいたり、なにかあった時に「ありがとう」を言いあえるようになっていたのを見た時、一番「リーダーをしてみて良かった!」と思いました。

橋本 康平(アウトドアクラブリーダー)
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活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~

京都ウイングワイズメンズクラブ

 一昨年に25周年記念例会を無事に終えました。ウイングクラブは今期28期を迎え現在のメンバーは38名で活動しています。Yサ、地域奉仕の事業にも各委員長が積極的に参加を促しております。IBCでは韓国・金浦ワイズメンズクラブと毎年11月にキムチ漬けの共同事業を実施しています。EMCにも力を入れてメンバー増強を目指してゲストの参加しやすいゴルフ交流会も継続的に開催しております。ここ数年出席率が低調なので魅力有る例会を企画してくれるドライバー委員長と委員は例会運営の要です。奉仕活動基金の獲得にもファンド委員会が頑張ってくれています。広報委員会も毎月の会員相互のコミュニケーションに一役かってくれています。
各委員会の主要事業として以下の取り組みをしています。
①青い空と白い雲のキャンプ (Yサ事業)サポート
毎年、8月の第4週の土日にサバエキャンプ場にて病気の子どもたちのためのキャンプファイヤー、流しそうめん、2日目日曜日早朝の気球は大人気で、今まで一度も天候等の影響で中止することなく飛ばせています。
②京都JOCSチャリティーウォーカソン(地域 奉仕事業)サポート
例年、4月第1週土曜日に開催されています。鴨川を自分が決めたタイムで歩き、一応時計は見ないのが原則ですが実際のタイムとの誤差が少ない方が良いというルールです。
③キムチ漬け共同事業(IBC事業)
金浦クラブと毎年キムチ漬け事業を共同で行っています。我々メンバーが手作りし、梱包して支援先へ寄贈しています。

京都ウイングワイズメンズクラブ
第28期会長 岸本 伸也
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京都洛中ワイズメンズクラブ

rakuchu ys 京都洛中ワイズメンズクラブは京都ウエストクラブをスポンサーとして1988年1月10日にチャーター致しました。チャーターから約26年、メンバーの親睦を深めつつ、YMCA、児童養護施設つばさ園への支援、協力を中心とした奉仕活動を続けて参りました。
京都YMCAのリトセン・フェスタ、チャリティーラン等の支援、協力を致しておりますが、サバエ教育キャンプ場ではフィールド・アーチェリーの経験者がメンバーにいる関係からアーチェリー場設置の要望を受け、組み立て式の的台と用具一式を贈呈し、サバエ開設ワークで毎年アーチェリー場の草刈りと整備、的台の設置を行い、弓矢のメンテナンス費用を洛中クラブが援助しております。クリスマス・ロビーコンサートも当初から一日のプログラムを受け持っております。
つばさ園への奉仕活動は松尾橋畔での花火大会、リトセン・オータムフェスタ、京都部ボウリング大会への招待等を行っておりますが、園児たちが最も楽しみにしている行事がサバエキャンプ場デイキャンプです。毎年小学生、幼児20~25名前後が参加し、マイクロバスをチャーターしてキャンプ場へ向い、リーダーの指導によりカヌー、水泳、スイカ割り、そしてメンバーが汗を流して焼くバーベキューで夏の一日を楽しんでいます。つばさ園でもグループ毎に別れ、海水浴へ出かけることがあるそうですが、リーダーの指導方法、危険防止策は、つばさ園の職員の方にも参考になるようです。
その他の地域奉仕活動で洛中クラブが力を注いでいる行事に関西潜水連盟京都支部と行う嵐山クリーン作戦があります。毎年ゴールデンウィーク明けの日曜日に嵐山の渡月橋、中ノ島公園周辺の川の中のゴミや流木等をウエットスーツの潜水連盟のメンバーが引き上げ、洛中クラブがトラック等で集積場へ運び、メンバーが校長である洛陽総合高校の生徒、つばさ園の園児たちが地上のゴミを集め、洛中クラブや潜水連盟の作業にも協力します。今年は嵐山の水害の影響もあり、数人で引き上げなければならない物も多くあり、2トントラック数台分のゴミを集めました。
京都洛中ワイズメンズクラブはこれからもメンバーが親睦を深め、結束してYMCAや地域社会への奉仕活動を通じ、社会に貢献できるクラブでありたいと願っております。

京都洛中ワイズメンズクラブ
第27期会長 室田 博行
執筆者    山中 將平
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京都YMCAこおろぎ

koorogi 「音楽(愛のあいさつ)皆様こんにちは京都YMCA朗読ボランテイアグループこおろぎです。」と、これはお馴染みの呼びかけではじまるテープあるいはCDです。
そうです。私たちは視覚に障がいのある方々に、音による情報をお届けしている朗読ボランティアグループです。
一学生が受験勉強に参考書の音訳を、とのことから始まったと聞いておりますが、30余年前から活動いたしております。当時は、今出川、桃山、長岡と次々とYMCAの支えによって立ち上げ、各自の地域においてニーズに合わせて働いてまいりました。たとえば選挙公報だったり、視覚障がい者協会からの会報だったり。
現在、『京都YMCAこおろぎ』と『長岡こおろぎ』とになっておりますが、元気に活動いたしております。
ためになる情報、面白い情報、そして音楽を取り入れて、と小さなことですが一服の清涼剤になればと思って、音の雑誌を作り、ご希望の方に配信いたしております。
今、テープ配信が80名、CD配信が30名になっております。
時代とともに変化して参りました。
リスナーの方との交流は大切と考え、ふれあい交流会を毎年いたしております。手引きをしながらふれあうことで意見交換、情報交換ができます。この時には男性の助けも必要で、京都キャピタルワイズメンズクラブの方々に応援を頼みます。これももう29回目になります。
そんな中、「こんな本を音訳して」などと持ち込まれる方もあります。じっくり取り組んで聞きやすいものをと心がけて作ります。(NHKの真似をしてアクセント、滑舌に気を付けて。)
また視覚障がい者協会からの要望により、区民新聞の音訳お手伝いもいたしております。
録音という大きな機材を存分に使えるのもYMCAがあればこそです。
こんな仕事に興味のある方ぜひお越しください。 大歓迎です。

京都YMCAこおろぎ
代表 池上 恭子
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バスケットボール・サッカースクール

バスケットボールクラス
6f_2 京都YMCAバスケットボールクラスは醍醐と上桂の地域体育館を活動拠点に、バスケットボールを考案し、日本に紹介して初めて100周年を迎えるYMCAのバスケットボールチームは現在も元気に活動しています。このチームではバスケットボールの楽しみを知ると同時に、協調性や相手に対する尊敬や思いやりなども学びながら練習しています。今回の全国YMCAユースバスケットボール大会は第1回東アジアYMCAユースバスケットボールフェスティバルも兼ねており、ソウルYMCAの参加もあった事で子どもたちにとっても新たな国際交流ができました。今大会のCD(キャラクター・ディベロップメント:思いやり・誠実さ・尊敬心・責任感)の取り組みで、他のYMCAにメッセージを渡すという取り組みがありましたが、子どもたちは自分から「◯◯は韓国語でどう書くの?」や「◯◯は何ていうの?」など異文化への興味を持ってくれました。もちろん試合の方も自分の持てる力を存分に発揮してくれて楽しい全国大会になりました。

サッカークラス
6f_1 京都YMCAサッカークラスでは、子どもたちが楽しみながらプレーする事を大切に指導しています。基本的な技術から高度な技術の修得を目指します。またサッカーを通して、挨拶・マナー・ルールなどの日常生活や精神面での成長にも力を入れています。
今出川、御所、宝ヶ池、伏見の4つの会場に年中~小学6年生までの子どもたち約110名が参加し、学年や学校に関係なく、毎週元気にサッカーを楽しんでいます。また高度な技術の習得を目指すスキルアップクラスもあり、地域のサッカーチームの大会やYMCAの大会にも出場しています。毎年夏には中日本YMCA少年少女サッカー大会に出場し、今年のサッカー大会では5・6年生部門で3位、3・4年生部門では優勝することができました。またYMCAのCDの価値を試合中、試合以外のすべての場所で大切にしているチームに贈られるフェアプレー賞を、3年連続で京都YMCAチームが獲得することができました。
夏も終わり、冬・春にはサッカーキャンプがあります。多くの子どもたちが楽しみ、子どもたちのよき成長の場となることを目指し、準備を進めています。

バスケットボールクラス
担当スタッフ 久馬 正輝
サッカークラス
担当ディレクター 増本 勇介
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