2010年度上半期を振り返って
2010年度も上半期が過ぎました。京都YMCAは、現在公益法人化申請に向けての最後の準備にとりかかっています。今年の上半期のトピックスといえば、5月の「かもがわチャリティラン」でしょう。ワイズを始めとした京都YMCAの会員やリーダーや、ボランティアの皆さんのご協力で過去最高の参加人数での大会となりました。また、5月の定期総会では、公益法人化に向けて新定款や公益法人化後の新しい会員制度の概要が承認されました。夏のキャンプを初めとした各プログラムも大きな事故も無く追えることができたのは感謝でした。9月に行われたチャリティコンサートは、200名もの聴衆が集まりアットホームな雰囲気のYMCAらしいコンサートとなりました。上半期には海外からの訪問者もあり、6月には台湾の台南YMCAからの紹介で日本の高齢者福祉の状況視察のために台南市長の一行が京都市の高齢者施設の視察に際して京都YMCAを訪れて神崎総主事や専門学校の教員と懇談を行いました。
10月からの下半期に向けて国際協力募金を始め、リトセンでのオータムフェスタ、YMCA・YWCA合同祈祷週に向けての合同企画プログラム、クリスマスロビーコンサートなど会員が企画し市民に向けて行うイベントが続きます。ひとつひとつのイベントを通して公益性を持つ団体としてYMCAを市民に向けてアピールし、今まで以上に市民を巻き込んだものとしてゆく必要があります。
【活動報告】
日時 | 2010年5月16日(日) 9:00~15:00 |
場所 | 鴨川公園(京都市北区 出雲路橋西詰め北側) |
主催 | 京都YMCA 日本YMCA国際賛助会(FCSC) ワイズメンズクラブ国際西日本区京都部 |
後援 | 内閣府、厚生労働省、全国社会福祉協議会、京都府、京都市、 京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府社会福祉協議会、 京都市社会福祉協議会、NHK京都放送局、KBS京都、 京都新聞社、α-STATION FM KYOTO |
皆様のご支援ご協力のお陰をもちまして今年の第6回かもがわチャリティランも無事終える事ができました。協賛いただいた多くの企業・団体・個人の皆様、また参加いただいたグループ、選手のみなさま、また、運営にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
昨年の第5回大会はあいにくの天候でしたが、今年は、天候にも恵まれ、選手もボランティも共に楽しめる一日となりました。
第6回を迎えた今年のチャリティランは、競技参加チーム133グループ(491名)個人競技参加者45名、合計536名の参加者となり過去最高の規模となりました。
これに当日運営にご協力いただいたボランティアの方々に応援の方々を加えて、延べ1000名近くの方々が集まる大イベントとなりました。
ここ数年、参加者数は徐々に増えてきていましたが特に今年の大会は、チャリティランのことを聞いて今年から新たに参加してこられた企業チームや市民ランナーのグループもあり、これまで続けてきたことによりこのチャリティランが、着実に地域や市民の方々に知られるようになり、京都において定着してきたことの証しとなる大会でした。
このチャリティランは、病気や障がいを持った子どもたちの支援のために使われますが、毎年多くのお金が集められています。これらのお金は、一部が日本YMCA同盟を通して、全国のYMCAで行われている障がいを持った子どもたちのプログラムに使われ、一部は、京都YMCAで行う病気や障がいを持った子どもたちの支援プログラムに使われています。
京都YMCAでは、このチャリティランで集められたお金を「障がい児支援資金」として発達障がい児支援サポートプログラム「わんぱくチャレンジクラブ」の行っている日常活動や聴こえに障がいのある子どもたちの支援グループ「マイマイ」の夏期冬期などに行われるキャンプや日常プログラムの費用、病気により長期入院をしている子ども達のために府立医科大や京大病院の子ども病棟を学生リーダーが定期的に訪問している「ウイズ・キッズ・スマイル」の活動支援、毎年夏に行っている病気の子どもとその兄弟たちのためのキャンプ「青い空と白い雲のキャンプ」の運営資金、京都YMCAのスイミング教室で行っている「知的発達障がい児水泳」のプログラムの費用などに使われております。
今年もこれらの京都YMCAのプログラムを通して多くのハンディを持った子ども達の笑顔を見ることのできることを感謝申し上げます。
第6回京都YMCAかもがわチャリティーランに、 2,637,028円 が寄せられました。
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今年で第24回を迎える中日本YMCAサッカー大会。8月17日~19日の3日間、兵庫県明石市で開催され、大阪・兵庫・奈良YMCAなど総勢300名の参加者が集まりました。京都YMCAは6年生以下の部、4年生以下の部それぞれ1チームエントリーをして出場しました。
大会での目標を試合の中では5・6年生は「優勝とファイブゴール賞をとる!」4年生以下は「メダルをとる。ファイブゴール賞をとる!」と設定して練習や試合を行ってきました。またリーダー達とのミーティングの中で、中日本サッカー大会全体の目標として「チームとして戦おう!挨拶をどこのYMCAにも負けないくらい大きな声でおこなおう!」という目標も持ち大会に挑みました。
4年生以下の試合で2次リーグの高槻YMCAとの試合では、相手チームの方が技術も体格も勝っていましたが、チームとして戦い最後まであきらめずにチャレンジして勝つことができました。高学年の試合では、どの試合でも笛がなるまでゴールに向かいチャレンジし、点を決めると決めた選手がベンチまでハイタッチをしにいくなどチームとして戦えていたように思います。生活の中で大切にしてきた「挨拶」も他のYMCAのメンバーはもちろん、リーダーや宿舎の方々にも率先して元気よく挨拶ができていました。そんな取り組みが「6年生以下の部、優勝・ファイブゴール賞」、「4年生以下の部、3位」という結果につながったのだと感じています。
京都YMCAスタッフ
福中 善久
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チャリティコンサート
京都YMCAのボランティアビューロ所属グループに「フーロカール」というグループがあります。このグループは、京都YMCAがパートナーシップを築いているインドのランチYMCAが支援しているハンセン病者のコミュニティを長年サポートしています。昨年このグループのメンバーの谷口さんが会社の100周年を記念してインドのランチYMCAに送った寄付によりこの春コミュニティに多目的な用途に使えるコミュニティセンターが出来上がり大変感謝されています。そのフーロカールと京都YMCAの共催で9月11日(土)に京都市北文化会館でチャリティコンサートが行われました。テノールと笛の演奏の楊雪元さんとピアノ演奏の西村彩さんの出演で、「歌で綴る世界の旅」と題して行われました。
前半は誰もが知っている世界各地のクラシックやオペラの歌曲が、後半は主に日本の曲が披露されました。楊雪元さん自身も視覚障がい者ということもあり、聴衆の中には、視覚障がいの方も多く見受けられ、テノールの歌声と何種類もの笛を用いてのすばらしい演奏、そしてピアノの音色に観客一同聞き入っていました。このチャリティコンサートの収益は、ランチのハンセン病コミュニティの支援及び京都YMCAの公益活動寄付金として使われます。
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