寒空の中、温かさを感じました。
第1回京都YMCAインターナショナルチャリティーランが鴨川公園で開催されました。佛教大学吹奏楽部の開会演奏、チャック・ウイルソン大会委員長の開会挨拶のメッセージがあり、開会しました。
44チームが歓声のなか力走
競技は、まず1周2200メートルのコースを小学生13チームがスタートしました。1チーム4名の駅伝方式で全員が元気に完走しました。グループランの部では家族や職場チーム、ワイズメンズクラブチームなど22チームが思い思いのコスチュームやユニホームでそれぞれのペースで走りました。一般駅伝の部では、5名で計11キロメートル(1人2200メートル)を11チームで完走しました。常に身体を鍛えている高校生チームから日頃は走らないチームまで、さまざまなチーム模様が観客の心を暖かくしてくれました。
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食を通して心も身体も温まる ワイズメンズクラブのボランティア
うどん、おでん、コロッケ、おにぎり、豚汁、餅つき、ぜんざい、アイスクリームなど色々なメニューを各ワイズメンズクラブが費用を負担して提供してくださいました。
競技終了後の表彰式では、チーム表彰、区間表彰などが大会委員長から協賛企業に提供いただいた豪華副賞とともに手渡されました。また、グループランの到着設定時間がゲームで決められ、最も近いグループに賞が贈られました。最後にキャセイパシフィク航空から提供された香港往復航空券をはじめホテル宿泊券や食事券など豪華景品の当る抽選会が行われ、参加者の皆さんは寒さの中にも心温まる思いと景品を手に帰路ににつきました。
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400名を超える人々がつどう
150名を超える運営ボランティアによって盛大に第1回を開催することができました。この他146の企業、団体、個人から協賛金、物品の提供をいただきました。今大会で皆さまから寄せられました協賛金、参加費による支援金は、京都YMCAが実施している障がい児支援プログラムと全国のYMCAで行っている障がい児支援プログラムに活かされます。寒い日ではありましが、多くの皆さまの支えにより、事故やけがもなく終了することができましたことを感謝いたします。
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チャック・ウィルソン氏におたずねしました!
質問:まずは、チャックさんとYMCAの関係からお話いただけますか?
チャックさん(以下C): 約18年前からですね。YMCAの活動を援助している国際賛助会という会があり、入会を勧められたのです。そして、その頃私はよくテレビに出ていたので、募金を集めるために手紙を出して協力してもらえないかと言われました。でも私自身の経験から、それだけでは不十分だと思いました。実は国際賛助会に入る8~9年前に、Japan Timesにチャリティ駅伝大会の企画案を出し、すでに実績を積んでいました。それでJapan Timesの駅伝大会は秋なので、YMCA主催のチャリティ駅伝大会を春にしませんか、と提案したのです。でもすぐには実現せず、何度も話し合いを持ち「チャリティーラン」が始まったのです。最初は28チームでしたが、少しずつ全国に広がっていきました。
質問:賛助会への寄付を、手紙でお願いすることで集めるのではなく、チャリティーランのようなプログラムによって集めたらいいのではないか、ということですね?
C:そうです。チャリティーランを始めた頃は、健康な人に代表になって走ってもらいましたが、今は障がいを持った人も一緒に走ります。そうすると、障がい対する社会的な問題への意識が高まります。簡単には解決しないけれども、協力し助け合う気持ちが大事だし、お金を集めるだけではいけないという気持ちが大きかったのです。
質問:チャリティーランを通じてのチャックさんの夢や、京都に住む私たちに望むことはなんですか?
C:YMCAはキリスト教関係の団体ですが、チャリティーランの目的である障がいを持つ子どもたちへの活動を行うことは、イエスキリストの考え方に沿った重要な役割だと思います。チャリティーランのようなボランティア活動による募金方法は、他国に較べて日本にはあまりありません。だからこそYMCAにリーダーシップをとって欲しいと思います。 それから大会のビジョンとしては、全国に33ヶ所のYMCAがあるので、チャリティーランも33大会になって欲しい。私の夢としては、障がいを持っている子どもたち全員に、年に1度でもプログラムの楽しい思い出を作って欲しいと思っています。そして、例えチャック・ウィルソンという人物がいなくなっても、大会をずっと続けて欲しいと願っています。
質問:チャックさんは以前京都に住んでおられたそうですね?
C:そうです。京都は私のふるさとのような場所で、若い頃の懐かしい思い出がたくさんあります。以前から京都でチャリティーランを行いたかったので、それが実現できとても嬉しく思っています。 京都の方々はみな、社会貢献の重要性を認識しておられるので、これからチャリティーランは、大きく発展していく可能性があるのではないでしょうか。
質問:今日のチャリティーランを終えられて、京都の方々へ何かひとことお願いします。
C:全国のチャリティーランの中には、マラソン選手などが参加し、タイム競争が中心の大会もあります。今回のような、屋台やフリーマーケットがあり、市民参加でお祭り的な大会がもっとあれば良いですね。そういう意味で、今回参加者も多く、笑い声も聞こえ、子どもたちともわいわい遊んだので、良い雰囲気だったと思います。 これから周りにどんどん宣伝していけば、広がる可能性は十分あります。また、地域の方々が地域のために行うので、地域の理解もさらに進むでしょう。私からこうすべきだと言うことはありません。ぜひ京都らしいチャリティーランを、皆さんの手で作り上げてください。
なお、このチャリティーランを通して、
障がいのある子ども達のための支援金 2,153,137円が寄せられました。
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