京都青年 2005年12月・2006年1月号


主よ、あなたの平和をもたらす道具として、私をお使いください。

神様の祝福のもと、新しい年を迎えられましたことを心よりお慶び申しあげます。また、日頃より皆様からのYMCA活動ならびに地域・国際活動への多大なるご支援に感謝申しあげます。
さて、2006年という一年はどのようになるのでしょうか。いや、この一年をどのようにするべきなのでしょうか。
昨年は、あらためて振り返るまでもなく、テロを含む国際紛争、人災でもあり地球温暖化をはじめ人為的なことが起因しているとも言われる災害や地震、ハリケーンといった自然災害、そして憎むべき犯罪・事件が繰り返し繰り返し起こり、報道された一年でありました。人の命の大切さや重さを無視した、あまりにも悲惨なことが行われています。
今、あらためて私たちの生き方を見直すことが求められているのではないでしょうか。人が人として、本当の、本来の、そして求められる真の生き方とはどういうことでしょうか。真の「安全」「国際協力」「教育」「価値観」「尊厳」「宗教観」とはどういうものでしょうか。
これらを常に問い直し、地域社会に提言し働きかけることがYMCAの使命であり、真の「平和」な社会を作り出すものであると確信しています。
「お互いを思いやり、尊敬し認めあう、そして自分自身は正直で責任を果たす」人々やコミュニティづくりをめざして歩むものであります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2006年1月
京都YMCA
理事長 佐々浪元彦
総主事 神﨑 清一

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こどもコンサート 実施しました!

ウエルネス事業部 主任主事 久保田 展史

 11月9日午後、京都府立医科大学附属子ども病院の1階ロビーで、入院をしている子ども達を対象にした「こどもコンサート」が京都YMCA主催、ウイングワイズメンズクラブの全面的な協力で実施されました。コンサートの内容はエレクトーンによるアニメソングコンサートです。準備は午後1時より始められ、会場準備の椅子運びや暗幕張りなどから我らウイングクラブはお手伝い、3時前になると今度は病棟に行って子ども達が会場に移動する時の介助をしました。ここにはウエルワイズメンズクラブのメンバーも応援に駆けつけてくれました。午後3時に車椅子に乗ったり、点滴の器具を携えての子ども達が会場に入って、いよいよコンサートの始まりです。普段から病院訪問をしているリーダー達が元気よく現われて司会進行をして、楽しいコンサートが始まりました。

こどもコンサート

子ども達の大好きなアニメソングが選ばれ、一緒に唄ったりリーダー達の指導による手遊びを楽しみました。子ども達は満面の笑みです。あまり大きな声を出せない子ども達も手拍子をしたり、口ずさんだりと思い思いに参加するコンサートです。最後は「世界に一つだけの花」を手話を交えてみんなで唄いました。気がつくと参加した30人近い子どもたちと保護者以外にも30人ぐらいの看護師さんや医療関係者が会場を取り巻いて子どもたちを見守ってくれていて、みんなニコニコ笑顔で手話をしているのでした。子ども達に笑顔一杯の時間をプレゼントできた素敵な取り組みでした。

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大盛況でした オータムフェスタ

オータムフェスタ実行委員長  田中 泰之

 2005年度のオータムフェスタのテーマ・内容を決めるため何度も企画委員会、実行委員会を開催して検討しました。
今回のコンセプトは、1.子どもや家族が楽しめるもの、2.環境を考えたフェスタ、を目指しました。1については昔遊びコーナー(こま回し、ビー玉、フラフープなど)を設けました。2については出来るだけゴミを出さないようにしました。
当日は天候に恵まれ予想をはるかに超え、325名の参加がありました。特に子どもの参加が多くフェスタ全体がにぎやかでした。グランドやメタセコイヤ広場では子どもたちが1日楽しめるように昔遊びコーナー、紙飛行機飛ばし大会、宝探しなどが行われました。

オータムフェスタ

  ステージは仏教大学の学生によるパンチの利いた「よさこい踊り」で幕があきました。そして、フォークソング、カントリー、オールディーズなどの音楽で楽しみました。
おいしい料理の提供やゲームの景品提供などワイズメンズクラブの皆様のお支えにお礼申し上げます。多くの方々のお支えとたくさんの方々の参加で盛大にオータムフェスタが出来たことに感謝いたします。

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[報告]YWCA・YMCA 合同祈祷週集会

11月18日(金)に今出川青少年センターの地下大教室にて、京都YWCA、学生YMCAとの合同で30名弱の参加者を集めて集会が行われました。今年の祈祷週は、「あなたは神にとって大切な人」というテーマに沿って「神にとって大切な子どもたち・若者たち」という内容で、今の子どもたち若者たちを私たちの社会が大切にしているのかということを京都教育大学の杉本厚夫先生を講師に迎えて話を聞き共に考え祈る機会を持ちました。

YWCA・YMCA 合同祈祷週集会

講演は、普段私たちが子どもに接するにあたり、何の問題もなくあたりまえと思っている「自分の事は自分でしなさい」というようなことが子供たちの心の成長に与える影響や今の子供たちの行動様式とその背景にある大人の関わり方について先生の実践をもとに一つ一つ例をあげて時には身振り手振りを交えながら楽しくわかりやすく解説していただきました。その後、参加者から質疑も相次ぎ、昨今いろんな形で表れている子供たちの様々な問題行動も実はわれわれ大人の問題であることを気付くきっかけともなりました。
最後にYWCA、YMCAそれぞれの青少年プログラムの報告をし、合同の祈りを持って終わりました。今年も例年のように実行委員の協力で暖かい紅茶とおいしいポテトを使ったサンドをいただきながら和やかな雰囲気で行われ、参加者が少なかったのがもったいないような会でした。

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