京都青年2014年11月号 記事一覧
「世界を見つめ、地域に生きる」地域発信力の推進役の育成をめざして
活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~
京都エイブルワイズメンズクラブ
京都グローバルワイズメンズクラブ
京都YMCA長岡こおろぎ
国際ボランティアリーダー会
「世界を見つめ、地域に生きる」地域発信力の推進役の育成をめざして
舞鶴YMCA国際福祉専門学校国際観光ビジネス学科開設 来春開校予定
豊かな観光資源、人にやさしいおもてなしの風土など我が国の良さを基にした観光が注目を集めています。特に京都は日本を代表する地域であり、交通インフラ整備も整えられ、観光入込客数は約七八〇〇万人となり、府内観光消費額は約七五〇〇億円にも達しています。
そのような中で京都府北部にある舞鶴市も「東アジアに躍動する国際港湾交流都市・舞鶴」「海の京都」として、交流人口を増加させようと地域活性化に取り組んでいます。
また、私たちの社会ではIT技術が発達し、ボーダレス・グローバル化が進み、様々な情報が瞬時に世界中を駆け巡るようになっています。そのIT技術を駆使すれば、これまで私たち日本人があまり気に留めていなかった小さな場所も訪れた外国人のネットによる旅行記によって、一大観光スポットになります。
交流人口を増加させる地域活性化のためには、このグローバル社会・IT社会において自分たちの住む地域を見つめ、再発見した素晴らしい場所やものや人をどのようにして国内外に発信していけるかという「情報発信力」が問われることになります。さらに、これから求められる国際的職業能力の重要な要素に「プレゼンテーション力」があると考えています。IT技術を駆使し、様々なチャンネルで伝達し、多くの人に日本の良さを見に来てもらうための「情報収集・発信力」「プレゼンテーション力」は交流人口の増加に寄与できる人材に欠かせない能力であると強く思います。
2015年に開校予定の舞鶴YMCA国際福祉専門学校には国際観光ビジネス学科を設置します。この学科では先に述べたそのプレゼンテーションスキルを身に付けた職業人を養成することが目的となっています。京都YMCAが持っている資源である「英語教育」「国際教育」「リーダーシップ教育」を基に、世界的ネットワークを生かした教育環境を整え、「世界を見つめ、地域に生きる~Think globally, Act locally~」を体現できる青年を育て、地域貢献に寄与することが私たちの使命(ミッション)だと考えます。YMCAが「地域発信力」の推進役としてお役に立てる地域に根差した専門学校となるよう努めてまいります。ご支援よろしくお願いいたします。
活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち~
京都エイブルワイズメンズクラブ
京都YMCA創立125周年の輝かしい記念すべき年に京都エイブルクラブは25周年を迎えました。ただただ感謝の一言です。京都キャピタルクラブのスポンサーにより、当時の日本区で107番目に誕生したクラブです。京都南部の伏見や宇治のメンバーを中心に活動を展開しています。
当初は伏見桃山YMCAを拠点に、国際協力募金やワイズデーでは大手筋商店街で街頭募金など毎年行った思い出がよみがえります。国際クラブの交流は1年目にIBCの締結を韓国テジョン市の中都クラブと行いました。コメットの交流から文化交流まで、通じているのか良くわからないハングル語と韓国なまりの英語で焼肉と眞露のお酒が入って楽しい交流は続いています。国内クラブの交流も東日本区で一番近い富士山部の富士クラブと毎年相互訪問で交流をかさね、合同温泉旅行など裸のお付き合いが続いています。
毎年の年間活動は、京都YMCAの青少年育成プログラムへの参加と、地域奉仕活動が2本柱です。特に京都 YMCAのリトリートセンターは宇治にあり地元感覚もあり春と秋のプログラムに全員で参加させていただいています。地域奉仕では、宇治の福祉まつりに当初より継続してお餅つきの実演と販売を行い毎年完売で大盛況となっています。また、当日は沢山の参加者がありYMCAとワイズメンズクラブののぼりを立てアピールもしっかりさせていただいています。もう1つの地域奉仕は、NPO法人こもれびさんの支援活動です。重度の障がいをのある方を対象に運営されている福祉施設で、夏祭りやワイワイふれあいバザーなどに参加させていただいています。
奉仕の心は百人百様、それぞれの思いや感動を味わう場面は違っても毎年、クラブでの親睦は素晴らしいエネルギーとなりクラブの活力となります。今期は会長主題を「さあ!新しいステージへ」とし、この25周年を機に若いメンバーを迎え、2020年のオリンピックの年にはメンバーも倍増で30周年を迎えたいと思います。
京都エイブルワイズメンズクラブ
第25期会長 砂地 一廣
▲このページのTopへ
京都グローバルワイズメンズクラブ
まずは、京都YMCA創立125周年おめでとうございます。公益財団法人としてますますのご発展をお祈りいたします。
さて、私達京都グローバルワイズメンズクラブは1993年京都パレスクラブよりチャーターして22年目になります。
YMCAへのサポートとして夏、秋のリトリートセンターでの準備ワーク、全国車いす駅伝、かもがわチャリティーランなどを活動の大きな柱としておりますが、それ以外にも地域奉仕活動として障がいのある方の社会参加をめざし、就労支援を行っている社会福祉法人修光学園をサポートし、年に一度のふれあい例会や修光学園での修光まつりのお手伝い等をさせていただいており、園生や父兄や職員の方々との有意義な時間を共有させていただいております。当クラブのメンバー数は60名と京都では2番目に大きなクラブであり、月2回の例会は常に50名前後かそれ以上の参加となります。30代、40代のメンバーが活動の中心となる若さあふれる活気あるクラブだと自負しております。
他クラブとの交流も盛んでIBCでは台湾の台中エバーフロークラブ、DBCでは熊本クラブ、宇都宮クラブと提携しており、定期的にお互いに行き来し、文化や考え方の違いなど楽しく勉強させていただいております。
また周年事業にも力を入れており、「世界の子供たちに笑顔を!」のテーマのもと、最近では15周年にポルポト政権時代に教育否定の政策が取られ学校教育活動に大きな被害を被ったカンボジアのクロサンクル小学校への校舎やトイレの寄贈、20周年には震災で園が崩壊した仙台のびる幼稚園に笑顔を届けるべく園庭遊具を寄贈しました。そして3年後の25周年に向けてグローバルクラブの名にふさわしい世界に目を向けた事業を計画中です。ご期待ください。
また、例会や各種奉仕活動以外にもゴルフ同好会やグルメ同好会を定期的に開催し、楽しくメンバー間の親睦も図っております。どうぞ皆様、是非私達グローバルクラブの各種行事に遊びに来てください。
京都グローバルワイズメンズクラブ
第22代会長 橋本 達士
▲このページのTopへ
京都YMCA長岡こおろぎ
長岡こおろぎは今年で設立25周年を迎えました。これも京都YMCAをはじめ、多くの方々のお力添えのお陰と深く感謝いたします。
活動の目的は、視覚障がい者に対する朗読奉仕活動を通して、リスナーとの「ふれあいの会」など地域での交流活動を行なうことです。
設立当初は阪急長岡天神駅前にあったYMCAの施設で、その後長岡京教会で14年間、向日町教会で4年間、そして今年2月に桂教会へと活動の場所を移してきました。
活動の主な内容は、
①声の雑誌『長岡こおろぎ』を年10回(偶数月に定例号90分、3月に春号、7月に夏号、9月に秋号、1月に元旦号の特別号60分)を、毎回110ヶ所にカセットテープかデイジーCD版で送っています。録音内容は新聞記事などから時事論壇、生活情報、また探訪取材、料理、エッセイ、短編小説などです。
②「ふれあいの会」は6月と11月の年2回貸切バスで日帰りツアーを行っています。普段外出の機会が少ないリスナーの方々と私たちが直接出会う貴重なひと時をお互いに楽しみにしています。直近の第47回は今年5月に丹波市柏原町へ行ってきました。参加者51名です。第6回1993年10月は花背山の家で行われたYMCA90周年記念行事に、また第18・20・22回はYMCA宇治リトセンを利用しています。
③長岡京市社協の登録ボランティアとして種々の行事に参加していますが、来年2月に開催される平成26年度ながおかきょう『福祉まつり』で長岡京市視協の会員(視がい者)の方々にも協力していただき、視覚障がい者の手引き体験とバザーのブースを開く予定です。また、長岡京市視協の年間行事(レクリエーション、新年の集いなど)を積極支援しています。
④2012年8月からNPO法人京都難病連の会報「京なんれんニュース」と、2014年1月からベーチェット病友の会京都の会報「人がある」の音訳依頼を引き受けて、テープ、CDを制作発送しています。
京都YMCA長岡こおろぎ
代表 安光 あや
▲このページのTopへ
国際ボランティアリーダー会
国際ボランティアリーダー会は、京都YMCA国際福祉専門学校日本語科で学ぶ留学生との交流や支援を中心に活動を行っています。約2か月に1回プログラムを行い、その企画、運営を行っています。これまで、和菓子作り、茶摘み体験、寿司パーティー、祇園祭に一緒に行くことを通して、留学生が日本文化体験をすること、留学生との交流の時を持っています。今回は9月に行われた「異文化交流会」について紹介します。
この交流会は、『長時間の交流会プログラムや食事を共にすることで、いつもの「異文化理解」から、もう一段上の「多文化共生」への道を模索する。参加型体験プログラムを通して、多文化・異文化・共生・平和をより深く考え、議論し、参加者間の価値観の違いを知り、理解する。』ことを目的に行っています。
アイスブレーキングでは、「自分の国は平和だと思うか」「将来つきたい仕事は」「何歳で結婚したいか」などの人生すごろくを行い、互いの人生観、価値観などをお互いのことを知る時間をもちました。異文化交流プログラムでは、「他の人との共通点を探すアクティビティー」「日本の良いところ、悪いところを小集団で発表、分かち合い」「無人島で一年間生活していくために必要不可欠なもの、あればよいものを小集団でディスカッション」などを行って、留学生と国際リーダーが互いの違いに気づくこと、ものごとを他方面から考えられるようにすること、様々な意見をどのように統合するかを学び、体験することができました。
夕食は、京都ワイズメンズクラブ支援による「食文化体験プログラム」です。昼間の活動を通して、距離が近くなった留学生と国際リーダーに加えて、ワイズメンズクラブのみなさんとも交流する時間をもつことができました。
国際ボランティアリーダー会では、共に活動を行うリーダーを募集しています。18歳以上の大学生、大学院生、社会人の方で、国際交流、国際協力、国際理解に少しでも興味のある方は、お問い合わせください。
国際ボランティアリーダー会
藤尾 実
▲このページのTopへ