京都青年2014年12月号 記事一覧
京都YMCAの原点から現在、未来へ ~新島襄と京都ステーション~
活動報告
第4回 AIDS文化フォーラムin京都
国際協力街頭募金
125周年記念事業 YMCA祭
125周年記念事業 特別講演会「病と社会的差別」
125周年記念事業 防災ワークショップ第2回
125周年記念事業 ユーススポーツ大会
京都YMCA・京都YWCA合同祈祷週 仁藤夢乃さん講演会
125周年記念事業 シンポジウムがんに向き合う
125周年記念事業 アイリッシュハープの調べ
125周年記念事業 オータムフェスタ&紅葉コンサート
125周年記念事業 京野菜直売会FLAVOR’Sマルシェ
今年も宝くじ協会からいただきました
活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち
京都みやびワイズメンズクラブ
京都トップスワイズメンズクラブ
障がいのある子どもたちの創作広場パレット
ドッジボールクラス・体操教室
京都YMCAの原点から現在、未来へ ~新島襄と京都ステーション~
京都YMCA125周年記念式典企画委員 遠藤 浩
19世紀初頭、北米大陸プロテスタント諸教派の間で連鎖的に広がった信仰復興(リバイバル)の熱波は海外伝道の機運を高めるとともに、全米にYMCAを生む土壌ともなりました。清新闊達な信仰に燃えた北米プロテスタント諸教派は、折しも長い鎖国をといた日本へも宣教師を次々送り込み、日本にYMCAが生れる下地をも造ったといえます。
同志社の校祖新島襄は、そうした米国からの宣教師の1人でした。厳密には伝道通信員で準宣教師の扱いながら、日本人ゆえ米国教会の期待は大でした。新島を話題にするのは、彼が京都YMCA草創期においても、大きな力があったからです。
幕末期国禁をやぶり脱国した新島生涯の夢は、米国での自身の学びから啓示をうけた、キリスト教主義総合大学設立を日本でという、遠大なものでした。同時に、かの地で清教徒的篤信の気風と高い倫理感に共鳴した彼は、会衆派教会に属しアンドーバー神学校で神学を修め、牧師となりました。そして、海外伝道に着手していた会衆派教会宣教師の身分も携え、一八七四年、約10年ぶりに祖国の土を踏みます。いらい彼は、伝道者と教育者の両面を合せもったといえそうです。新島の現代にまでおよぶ感化と影響力とをみたとき、たんに立場的に多面だっただけでなく、彼自身の魅力が多面的だったことも思わずにいられません。生来のものに加え、武士道と憂国の熱情、米国仕込みの自由かつ倫理を重んずる信仰などが一個の人格に統合し、ひろく大きく、新しい人物として当時の日本の人々、とりわけ新日本を望みみる若者たちには映じたことでしょう。そして、新島から若き日に鮮烈な人格的感化をうけた彼らが、やがて京都YMCAの草創期を担っていくことになります。
さて、当時の非キリスト教世界への伝道戦略は、欧米の先進的教育や福祉、医療と抱合せでした。換言すれば、西欧近代文明を伝えることとセットでした。日本でキリスト教伝道が解禁されたのも、そうせねば欧米から近代文明を学べず、近代化が遅れれば植民地にされるという圧力を、ときの政府が感じたためです。
すでに述べたように当時伝道は複合的で、キリスト教の学校・病院・福祉施設またYMCAなどは教会を中心に、現在よりずっと近い関係性のうちにあったと思われます。この複合体を称し「○○ステーション」と呼びます。京都には「京都ステーション」が、というわけです。新島が、京都ステーションの頂点にいた1人であったことはもちろんですが、ほかにもステーション内で複数の役割をにない、支える人が現れてきました。
ステーション全体に参与し、なかでも同志社と京都YMCAを支え多面にはたらいた人に、中村栄助、大澤善助らがいました。キリスト教のステーションを超えて、京都府政・市政の近代史からみても巨大な貢献をしたこれらの人々は、我こそ新島の弟子と自認し、それゆえキリスト教と青年の、社会への自由な羽ばたきである京都YMCAを、その草創期から発展期に支えたのでしょう。新島本人も、京都におけるYMCA草創期の動きに注目、折にふれ励ましの言葉を贈っています。
このように、新島による同志社と新島の弟子たちによる京都YMCAとは、ルーツを同じくするものであり、彼らが京の地にまいた種子は、諸教派個別の、さらにはキリスト教総体の枠までも超えて京都市、京都府の多様な人々のあいだで枝をのばし、多様で豊かな果実をみのらせてきた、といってよいと思われます。
京都YMCA125周年記念式典が、来年2月同志社において行われます。YMCAが、一団体自己完結ではない「現代の京都ステーション」形成を目指し、個人やコミュニティにひろく開かれ、人々の羽ばたきをつなぎ支える団体の使命と展望をいっそう明確にする好機です。同志社での原点再確認が、現在から未来へつながれば、意義ぶかいことではないでしょうか。
活動報告
第4回 AIDS文化フォーラムin京都
第4回AIDS文化フォーラム in 京都「エイズを知ろう、エイズで学ぼうⅣ」が10月4、5日に同志社大学新町キャンパス尋真館にて開催されました。AIDS文化フォーラム in 京都運営委員会主催のフォーラム事務局を京都YMCAが担当しています。HIV/AIDSへの理解を深めるために、「若者の視点」「文化の視点」「陽性者の視点」「医療の視点」「教育の視点」「セクシャリティーの多様性を理解するという視点」から、46の講演・ワークショップ、22の個人・団体による展示を行ないました。2日間で約1200名の来場者がプログラムを通して、性の多様性を知ること、HIVを理解していくこと、HIV/AIDSが決して他人ごとではないことを学ぶ機会となりました。
報告 浅井 陽子
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国際協力街頭募金
11月2日(日)に、京都市内11か所及び舞鶴市内3か所で国際協力街頭募金を行いました。当日は雨が心配されましたが、京都YMCAのプログラムに参加する子どもたち、ボランティア、専門学校在籍の留学生、ワイズメンズクラブメンバーなど合計375名の方に参加いただき、総額311,829円の募金が寄せられました。皆様の温かいご支援とご協力に感謝いたします。
この国際協力募金は、日本YMCA同盟を通して、紛争で避難せざるを得なくなったアフガニスタン難民・パレスチナ難民の子どもたちの教育支援、京都YMCAが行う貧困で苦しむインド・ネパールの子どもたちへの支援活動などに使わせていただきます。
報告 藤尾 実
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125周年記念事業 YMCA祭
11月3日(月・祝)毎年恒例の京都YMCA国際福祉専門学校の学園祭「YMCA祭」を開催しました。今年は京都YMCA創立125周年を記念し、『125年のあゆみ、作ろう優しい世界』をテーマにより多くの方に京都YMCA国際福祉専門学校の存在を知ってもらう機会となるよう、介護福祉学科の学生を中心に自ら企画・準備に取り組みました。
当日、会場内に、模擬店をはじめ日頃実習でお世話になっている福祉施設の物品販売コーナーや子ども達の遊び場のコーナーを設け、多くの来場者で賑わいました。ステージでは、介護福祉学科の教員と学生による「介護テクニック講座」、日本語科の学生による「のど自慢大会」や学生有志によるバンド演奏などが披露され、日ごろの学習成果やチームワークを発揮する場となりました。また、今回は関西盲導犬協会より職員の方と盲導犬をお招きしました。講演を通じて盲導犬の果たす役割と視覚障がい者への理解を広め、「福祉」をより身近に感じていただけたのではないかと思います。
今回は、昨年より多くの方にご来場いただき、京都YMCAの専門学校での活動をご紹介するこができました。来年度も多くの方に応援していただけるよう、企画していきたいと思います。
報告 伊藤 恭子
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125周年記念事業 特別講演会「病と社会的差別」
インドランチ市のハンセン病患者とその家族の住むコミュニティーの支援を長年続けているボランティアグループフーロカールと京都YMCAの朝祷会メンバー有志との共同主催で京都YMCA125周年を記念して企画された「病と社会的差別」の特別講演会が、11月8日(土)に京都YMCAで開催されました。
ハンセン病については日本では、新たな発病者はほとんど出ておりませんが、世界ではまだ発症例が多く報告されている地域もあります。今や病気自体は新しい薬の開発で恐ろしい病気ではなくなっているのですが、その病気の持つ特性から社会的に差別を受けてきました。近年ではHIV/AIDSも同じように社会的に差別を受けています。
講師は、京都大学医学部皮膚科の非常勤講師で、国立療養所長島愛生園で1969年から長年ハンセン病患者に関わりをもってこられたハンセン病専門医の尾崎元昭氏で、ハンセン病についてその病状から歴史、世界での状況等について幅広くわかりやすくお話いただきました。
京都市内の教会関係者をはじめ約50名の方が参加され、先生の貴重なお話に熱心に耳を傾けられました。講演後には何人かの質問にも丁寧にお答えいただき、よき学びのときとなりました。
報告 加藤 俊明
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125周年記念事業 防災ワークショップ第2回
今年も全国で異常気象や自然災害により国内外で多くの方が被災されました。いつ自分の身近なところで自然災害が起こり、自分が被災者となるかわかりません。自分の身を自分で守り、そしてそのような事態が起こった時にどう動くかを普段から考えておこうということで昨年より始まった社会セミナーの防災ワークショップの第2弾「水災害から身を守るために~あなたの行動を考える」が京都YMCAマナホールで11月10日に行われました。参加者28名は、5~6名のグループに分かれて、講師の京都市消防局安全救急部市民安全課の水島一彦さんによって進められる内容について協議しました。
まず、気象情報についての解説が質問形式で進められました。注意報や警報・特別警報など普段耳にすることのある気象情報のそれぞれの意味について知ることで、発令された際の行動の判断材料になる学びでした。
次に、各自に「YES」「NO」と書かれた2種類のカードが配られ、講師からある状況下で警報が発令された場合あなたは避難しますか、というような問いが投げかけられ、それぞれが「YES」「NO」のカードを出してその理由などを述べ合うといった方式で、ある条件下でのそれぞれの行動について考えるワークショップがおこなわれました。それぞれのグループで、参加者が自分の判断理由について意見を交換し合い活発な協議が行われていました。
報告 加藤 俊明
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125周年記念事業 ユーススポーツ大会
開催日:11月8日(土)・9日(日)
会 場:
福井県おおい町総合運動公園『プレーパーク大飯』
種 目:
小学生サッカー(U-10・U-11・U-12)
小学生ミニバスケットボール(男子・女子)
サッカー大会は、8日と9日の2日間開催し、10才・11才・12才の区分に愛知県・大阪府・滋賀県・京都府・福井県から全26チームの参加があり、京都YMCAユーススポーツサッカーからも4チームが参加しました。大会会場は2012年に完成した素晴らしい人工芝のグランドで、参加したメンバーにとってはとても良い経験になりまた。
ミニバスケットボール大会は、9日に開催し、男子と女子の区分に京都府と福井県から4チームずつの全8チーム、京都YMCAユーススポーツバスケットボールからも男子チームが参加しました。また前日の8日には地元の福井県の男子チームとの交流試合も開催することができました。
京都YMCAユーススポーツのサッカー・バスケットボールクラスのメンバーにとっては、宿泊を兼ねた主催大会は初めてであり、今まではYMCA以外の他府県とのチームとの交流もあまりなく、とても良い経験になったと思います。結果はサッカーにおいては、3位以内に入賞するチームもありました。初日のU-12の3位決定戦ではPKで残念ながら敗戦した時はメンバーの涙もあり悔しさもありましたが、次に繋がる大会になりました。
ミニバスケットボール大会においては京都YMCAの男子チームが見事優勝を勝ち取ることができました。参加した他チームからは、今大会をぜひ継続開催して欲しいとのお話もいただき素晴らしい大会になったと思います。
その他、運営面においては、京都部のワイズメンズクラブの方々にもご協力をいただきました。今大会を京都YMCA125周年記念事業のひとつとして開催したことをきっかけに第2回・第3回と継続して開催していければと思います。
報告 山田 誠
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京都YMCA・京都YWCA合同祈祷週 仁藤夢乃さん講演会
毎年11月に行われる世界YMCA/YWCA合同祈祷週に合わせて、京都ではYMCAとYWCAが例年その年のテーマに合わせたプログラムを合同で企画、実施しています。
会場も交互に開催し、今年は秋に改修を終えてリニューアルした京都YWCAを会場に開催しました。
今年の企画は、京都YWCAが新しく始める若者の自立援助ホーム「カルーナ」の関連もあり、現代の若者の居場所の問題を取り上げようと、自らの体験をもとに「難民高校生」という本を出し、家庭にも学校にも居場所を無くし、街で生活する女子高校生を支援する女子高校生サポートセンターColabo代表の仁藤夢乃さんを招いての講演会となりました。
この講演会前に講師の仁藤夢乃さんを取り上げた番組が放映されたことや、朝日新聞が記事にした影響もあり、直前に急に申し込みが増えました。当初50名くらいの予想が、ふたを開けてみると80名以上もの方が訪れ、会場のホールに収まりきらないほどの盛況ぶりでした。高校生や大学生といった若い方も多く、仁藤夢乃さんの知名度もあったのでしょうがこの問題に対する若い人たちの関心の高さを感じることができました。
講演は、最近女子高校生を性の商品とするJKビジネスと言われるビジネスについての内容で、それに関わる大人たちの実態やそれらのビジネスを成り立たせる若者の貧困の問題など実際の例をもとに掘り下げて説明するものでした。
初めて聞く者にとっては驚くような内容もあり、それだけに問題の深刻さを感じさせる話でした。そのような生活をするのは本人の自己責任だと片付けがちですが、女子高校生の問題ではなくまさに大人の問題であり、まずその実態をきちんと知って、社会全体の問題として取り組まなければならないことだと感じさせる内容でした。
報告 加藤 俊明
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125周年記念事業 シンポジウムがんに向き合う
11月15日、京都ノートルダム女子大学 新ユージニア館にて「シンポジウム がんに向き合う」を開催しました。この催しは京都YMCAが毎月、がん患者さんとそのご家族が抱いている苦しみや悩みについて、患者さん同士、そのご家族同士が話し合い、がんとうまく付き合うための情報交換の場として開催している「がん患者さんの会」が間もなく100回の節目を迎えるにあたり、京都YMCA創立125周年記念事業の一つとして、より多くの方の心の悩みをやわらげるお手伝いをしたいという目的で企画し、京都ノートルダム女子大学に会場を提供していただく事で実現しました。
京都ノートルダム女子大学教授、医学博士の河瀬雅紀氏、京都府立医科大学小児科学教室講師の桒原康通氏、京都大学大学院人間・環境学研究科研究員、京都大学博士の佐藤泰子氏による講演では、それぞれの講演者の専門分野における、がんに対する考え方や患者さんやそのご家族へのサポートの実例などをお話しいただきました。
また、京都YMCA以外にも、地域社会において活動されているいくつかのがん患者サロン・ピアサポート団体の紹介やディスカッションをおこない、患者さんやそのご家族それぞれの事情に合ったがんとの向き合い方がある事を知っていただきました。
シンポジウムの最後は元ザ・ナターシャ・セブンの兼松豊氏のギター演奏による、懐かしの童謡・フォークソングを参加者44名全員で合唱しました。
報告 人見 晃弘
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125周年記念事業 アイリッシュハープの調べ
11月15日(土)京都YMCAマナホールにて永山友美子さんの演奏・講演を行いました。
充分に宣伝もできず、行事が目白押しの11月にも関わらず、50名を超える方々がマナホールに来ていただきました。本当に心より感謝いたします。
僕が彼女を知ったのは今年のお正月、御殿場にある東山荘でした。
彼女の講演を聞いたとき、心が震えました。涙が自然と溢れて来ました。講演の後すぐに彼女に、是非京都にも来て欲しいとお願いしました。快く引き受けていただき、やっと実現したのです。
彼女の演奏の事をうまく説明できず半分諦めかかった時、京都YMCA創立125周年記念事業として、チャンスをいただきました。お手伝いいただいた活動委員会の方々や、是非にとお願いして来て頂いた方々に、心より御礼申し上げます。
永山さんがこの講演で伝えたかったことを、理解していただけたでしょうか?素敵なハープの音色に包んで、今まで講演に行かれた刑務所でのお話や、病院や老人ホームでのお話を通し、私たちが今しなければならないことを、それとなく教えていただいたような気がしました。
報告 岡西 博司
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125周年記念事業 オータムフェスタ&紅葉コンサート
11月23日、京都YMCAリトリートセンターにおいてオータムフェスタを開催いたしました。YMCAプログラム参加者、ワイズメンズクラブメンバー、福祉施設の方々など200名を越える来場があり、今回はリトリートセンター近隣の大津市大石、南郷地域のみなさまにも呼びかけ、ご来場いただきました。
会場では、石窯を使った料理など15ワイズメンズクラブによる食べ物屋台、和菓子作り体験コーナー、YMCAボランティアグループVOLATZ、YMCAユースボランティアによる子どもあそびコーナー、福祉施設による物品販売、東日本大震災支援チャリティーバザー、地元の新鮮な卵販売がありました。
ステージではオカリナ演奏、フォークミュージック演奏があり、山あいに素敵な音色が響きわたりました。最後に、希望者による綱引き大会が行われ大いに盛り上がりました。来場者はメタセコイヤの紅葉のもと、豊かな交わりの時を過ごすことができました。オータムフェスタ終了後、リトリートセンターを一般の方に知っていただく機会として京都パレスワイズメンズクラブによる、ブルーグラス、ジャズコンサートが開催されました。コンサートに先立ち、夜間でもステージが活用できるように照明器具を寄贈していただきました。感謝申しあげます。
ご来場の皆様、ご奉仕いただいたみなさまありがとうございました。
報告 藤尾 実
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125周年記念事業 京野菜直売会FLAVOR’Sマルシェ
11月24日(月・祝)、京都ワイズメンズクラブによる恒例の新鮮な京野菜の安売り直売会「FLAVORSマルシェ」を開催しました。
今年も宝くじ協会からいただきました
2014年度、主にサバエ教育キャンプ場で利用する集会用テントを4張、野外活動で利用する5人用テントを12張、日本宝くじ協会から届けられました。これは、毎年日本宝くじ協会から日本YMCA同盟を通して助成されるものです。集会用テントは、サバエキャンプ場の屋外食事スペースに設置しました。新品の真っ白なテント生地が太陽光を反射してキラキラと輝いていました。5人用テントは収納すると軽量でコンパクトなことから、移動型のキャンプで活躍しています。今後も、感謝して利用していきます。ありがとうございました。
報告 野外事業部
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活動紹介 ~YMCAにつながるわたしたち
京都みやびワイズメンズクラブ
京都みやびワイズメンズクラブは、京都ウエストワイズメンズクラブの二番目の子クラブとして、1993年5月5日に国際協会加盟認証伝達式並びにチャーターナイトを行い正式に活動のスタートとなり今期22期目を迎えています。
ワイズメンズクラブの主目的であるYMCAへのサポートは当初より積極的に参加してまいりました。
みやび5周年記念事業に於いては、クヌギの木を各自メンバーが預かり、そして一年間育てた上サバエキャンプ場に植樹、30年後には蝉が棲む立派などんぐりの森に変身するのを楽しみにしています。現在も順調にすくすくと育っています。また、毎年手入れは怠ることなく行っています。
2007年度に初めて砂地に芝を、みやびメンバーと野外リーダー約40名が一緒に張りました。キャンプ場に集う子供たちが、裸足で駆け巡ることができます。後日、芝刈り機を贈呈致しました。
リトリートセンターへは、春の夜桜フェスタ、そして秋のオータムフェスタにはみたらし団子、フルーツポンチの定番の屋台を出店し来場者の食を満たしています。
2004年度より京都YMCAと共催にて毎年、「発達障がい児理解セミナー」(自閉症を中心に、LD ・ADHD・高機能自閉症の気になる学習、行動上の問題を持つ子のことを言う)を親・教師並び関係者の方々を対象にセミナーを開催しています。
近年、あまり知られていないスポーツに対し取り組んでいます。「ユニカール」と言うスポーツですが、これは氷上のカーリング競技を体育館等の床にマットを敷き、ストーン(プラスチック製)を滑らせて投げる方法で、カーリングと同じ要領で試合を行います。老若男女が楽しく競技が出来るスポーツの一つです。来年の1月18日に京都YMCA125周年事業の一環として、みやびクラブ主催で開催致します(現在用具は、みやびクラブより寄贈致しました1セットと、部よりの寄贈分と2セットあります)。
地域奉仕事業では設立当初より、視覚障がい者施設「洛西寮」の夏祭りへ毎年屋台の出店(焼きそば、かき氷、ポテト等…etc,)をさせて頂き来場者の皆様に楽しみにして頂いています。又、児童養護施設遙学園へは園の子どもたちにチャリティーランの駅伝に出場して頂いています。又、春の桜まつりに屋台の出店、和菓子寄贈などを行っています。
以上のように、現在もYMCA並びに地域奉仕事業に対し変わる事無く邁進している京都みやびクラブです。
京都みやびワイズメンズクラブ
第22期会長 武本 聡
執筆者 有澤 泰伸
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京都トップスワイズメンズクラブ
京都トップスクラブは今期で21期を迎えることができました。
今期は20周年記念例会を2015年4月5日に開催することが決定しております。その開催に向けて、入会5年未満のメンバーを中心に20名ほどで、実行委員会を結成して、素晴らしい周年事業になるように、取り組んでおります。
その中の事業の一つとして、来年4月に新たに設立される舞鶴YMCAにご奉仕する予定をしております。
YMCAへの事業といたしましては、例年通りリトセンの開設及び閉設ワークに参加いたしました。メンバー全員が楽しく作業ができまた。
またほぼ同時期のサバエの開設ワークも参加いたしました。そしてそのサバエで行われた、青い空と白い雲のキャンプも参加いたしました。あいにくのお天気でしたが、子供たちの笑顔や、一生懸命な姿を目の当たりにして、参加できたメンバーはまた新たな感情を抱いており、参加したことがとてもよかったとの感想を言っておりました。
また125周年記念事業の一環で福井の大飯で行われた、ユーススポーツ大会は、初の参加になりましたが、子供たちのハツラツとしたプレーや諦めない姿勢などが胸を打ちました。それとチームYMCAが以外?と強く応援をしていてとても楽しめました。
地域奉仕の活動といたしましては、支援を続けている向島のグングンハウスさんへの支援を引き続き行っているほか、京都聖嬰会さんへの奉仕活動を始めました。ひとまずは聖嬰会さん主催のお祭りのお手伝いなど大きなことは出来ませんが、コツコツと長いお付き合いにしたいと思っております。
その他トップスクラブでは、今期30名増員を目指した活動も活発に行っております。
10月には200人例会としまして、多数のメンバーゲストや他クラブの皆様のご参加も頂き180名を超えるメンバーで賑やかに例会を開催することができました。新たなメンバーの獲得にますます力を入れていきたいと思っております。
他にも多数の事業に取り組んでおります。まもなく半期が終了いたしますが、残りの半期も全力で様々な活動に取り組んでいきたいと思っております。
京都トップスワイズメンズクラブ
第21期会長 舞田 智之
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障がいのある子どもたちの創作広場パレット
2005年10月に成立した障害者自立支援法により、障がいのある学齢期の子供たちも、移動支援事業などのサービスを利用し外出する機会が増えたものの、障がいのある子供たちが家族やヘルパーと一緒に参加できるプログラムは少なく、また、大人の支援者と1対1ではなく、同年代の子供たちと一緒に活動させたいというご家族の思いを受け、創作を通して子供たちの余暇活動を支援するため2006年10月、障がいのある子供たちの創作広場 パレットを設立しました。
1.障がいのある子供たちとその兄弟姉妹が1人又は支援者と一緒に参加できる活動の場の提供。
2.季節感のある創作テーマを設定し、完成に向けた支援を行う中で興味や関心を引き出し、心の開放と安定を図ると共に、集中力や持続力を高める。
3.障がいに依らない豊かな自己表現力を身につける。
これらの目的のために描画や彫塑、染色、工作など様々な創作技法と素材を提供すると共に、見通しを持って創作に取り組めるよう、それぞれの工程における過程作品を準備するなど、障がい特性を考えながら創作活動を行っています。
ところでこの活動を進めていく中で、障がいのある子供たちの野外活動を始めとする社会体験の少なさの理由として、一般児対象のキャンプへは支援体制の不備等の理由で参加できにくいこと、障がいのある子供たちを対象にしたキャンプ自体が無いことなどを知り、まずは、京都YMCAサバエキャンプ場の全面協力を受け2008年8月より、障がいのある子供たちを対象にしたカヌープログラムを開始しました。さらに2010年2月からは雪遊びを中心にした宿泊キャンプを実施しています。
ルールを守ってスポーツを楽しむと共に、皆で協力する楽しみや、やり遂げることの達成感、自信を培うために、〈大きな声で挨拶します〉〈自分のことは自分でします〉〈最後まであきらめません〉を合言葉にしており、たくましく生きる力を育むことを目指しています。
障がいのある子供たちの創作広場 パレット
代表 佐々木 純子
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ドッジボールクラス・体操教室
ドッジボールクラス
ドッジボールクラスはドッジボールの楽しさ、チームワークの大切さ、競技の厳しさなどを知るクラスです。現在小学1年生~6年生の京都市在住のメンバーが約50名所属し、土曜日・日曜日の午前中に京都市内の体育館で練習をしています。小学1・2年生のメンバーはドッジボールの楽しさを知る為にボールの投げ方や受け方を覚えることにより楽しいゲームができることを目指しています。3年生以上になると様々な大会やたくさんのチームとの練習試合も増え、大会に出る為に日本ドッジボール協会に個人登録も行ない本格的な練習も増えてきます。チームワークの大切さや勝つことも目標とし夏と春には全国大会出場を目指しています。3年前には念願の全国大会出場も実現しメンバーにとっては大きな目標になっています。所属メンバーにはいつも何か自分の目標を持って練習することを大切にすることにより素晴らしいチームになればと思い活動しています。
体操教室
体操教室は鉄棒・とび箱・マット運動を中心に行なうクラスです。現在は年長~小学6年生までのメンバーが火・木・土曜日の週1回の年間クラスと春・夏・冬休みの5日間の短期クラスに参加し、鉄棒・とび箱・マット運動の苦手なメンバーから新しい技を身につけたいメンバーまで様々な目標を持っています。YMCAの体操教室で一番大切にしていることは、個々のメンバーの目標を決めることによりその目標に向かって努力する姿勢を大切にし、できたときには一緒に喜びメンバーの笑顔をいっぱい見ることができる体操クラスを目指しています。また練習は1つのグループが約5名の少人数制で行なっています。今後体操クラスでは、走る・跳ぶなどの運動能力を高める体操クラスも実施していきたいと思います。メンバーが新しいことにわくわくしながら挑戦できる体操クラスでありたいと思います。
ユーススポーツ
担当ディレクター 山田 誠
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