戦後70年 平和について


日本YMCA基本原則には「私たちは、アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任を認識しつつ世界の人びとと共に平和の実現に努めます。」とあります。このフレーズは、戦争の悲惨な体験をもとに、二度とあのようなことを繰り返してはならないという決意を表したものです。もちろん「アジア・太平洋地域の人びとへの歴史的責任」という言葉は、日本がアジア・太平洋地域の国々の人びとを戦禍に巻き込んだことへの反省に基づいています。
日本のYMCAはこの基本原則に基づいて活動を行っている団体であり、私たちは常にこの基本原則に立ってすべての命を守り平和を実現するための歩んでいくことが求められているのではないでしょうか。

非戦が平和への一歩であり大前提です。戦争は全ての人にとって悲しいものでしかありません。すべてのいのちをかけがえのないものとして、喜びを共にし痛みを分かちあい、世界の人々と共に平和の実現に努めましょう。

太字部分は日本YMCA基本原則(1996年制定)より

2015年7月1日 京都YMCA 総主事 神﨑清一