京都YMCA News(京都青年) 2018年9月号


京都YMCA News 2018年9月号 記事一覧

YMCAキャンプのボランティア体験を通して

活動報告
小学生英語サマーキャンプ
西日本豪雨災害支援ボランティア
舞鶴ちゃった祭花火大会

PICK UP
京都YMCAのユースエンパワメント

#みつよ みつける京都Y
みつける自分 みつかるYMCA(会員/ワイズメンズクラブ京都部 直前部長 竹園 憲二 さん)


YMCAキャンプのボランティア体験を通して

 

京都YMCAキャンプリーダーOB/京都YMCA事業委員 宇高 史昭

「キャンプめちゃ楽しかったぁ。来年もキャンプ楽しみにしてるし、予定決まったら絶対知らせてなぁ!約束やで…」という言葉を残して、保護者や友だちと家路に向かう子ども達。今夜は、キャンプの思い出が夢の中に出てくるんやろなぁと思いながら、手を振って別れるキャンプの解散。学生ボランティアリーダーを始めてから、これまで何回も経験してきました。
子どもたちもリーダーも、全て出会いから始まりますから、はじめはみんな緊張しますが、いっしょに笑い、助け合い、励まし合う共同生活によって、いつの間にか孤独感を忘れ、知らなかった人たちに親近感を持てるようになります。
それが組織キャンプの魅力です。

私はYMCAのリーダーになり、「組織キャンプ・教育キャンプ」を初めて知りました。リーダーには子どもの安全や命を守る責任があること、一人ぼっちにさせない気配りをする役割があることを教えられ、そのために必要な技、心、精神、体力を身につける学びをYMCAから与えてもらいました。そして、子どもたちや仲間のリーダーから多くの気づきをもらい、経験で鍛えられて今の私があるように思います。「何でこんなしんどいことやってんのやろ」といつも思っていましたが、子ども達の「楽しかった」の言葉と笑顔がその迷いを吹き払ってくれます。
この活動が、私の暮らしの中で、生きているという満足感を与えてくれているのは間違いなさそうです。

YMCAからボランティアリーダーは「有志」であること、自分の志・意思で行うことであることを教えられました。
事実、ある英和辞典には、Volunteerとは(名詞)志願者、篤志奉仕家、志願兵、義勇兵。(自動詞)進んで事に当たる「従事する」。(他動詞)〈奉仕・援助などを〉自発的に申し出る「提供する、買って出る」と訳されています。

私にとって、進んで行っている子どもの成長を支援するボランティア活動は、子どもたちから自分の非力や無知に気づかされ、新しいことを見つけ、学ぶ、わくわくの機会であり、いっしょに喜怒哀楽を体験し、「同じ」つながりを感じ、知らない人たちの中でも生かされている自分の居場所や安心感を持つことができる場だと思っています。
そして、他の人と比べられることなく、自身が変わっていく力やなにか生きていく自信が身についたように思います。

さて、皆さんはボランティア活動で何を学びたいですか?

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活動報告

小学生英語サマーキャンプ

7月14日(土)、15日(日)リトリートセンターにて、1泊2日のサマーキャンプ「Outdoor English World」を実施しました。このキャンプは滋賀YMCAとの合同企画で、両YMCAから23名の小学生が参加しました。

2日間のキャンプはオリジナルの風鈴づくり、外で思い切り体を動かすフィールドワークや川遊び、早起きしての早朝ハイキング、配られた地図を見ながらヒントのカードを探し出し英語のワークシートを埋めていくトレジャーハント(宝探し)と盛りだくさん。英語の先生やボランティアリーダー達と様々な活動に挑戦しました。

キャンプ中は、それぞれのお友達や先生とじっくりと向き合うことができ、絆を深めることができました。英語が初めての子ども達も先生の説明をよく聞き、リーダーやお友達に質問しながらしっかりと自分たちで考えて活動することができました。
英語を聞いたり、会話をすることだけでなく、説明を聞き、次に何をするのかをしっかり各自がわかって目的に取り組む経験が出来たことが、とても良い思い出になったのではないでしょうか。

大変暑い気候の中のキャンプでしたが、熱中症や怪我、病気もなく、子ども達の笑顔とともに無事にプログラムを終えることができました。

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西日本豪雨災害支援ボランティア

平成30年7月豪雨で被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
この災害によって京都府内でも大きな被害が発生しているとの情報を受け、地元・京都において被災された方々に対して私たちにどのような支援活動ができるだろうか、との思いから、京都YMCAボランティアビューロー専門委員会主催で7月22日(土)に被災地支援活動をおこないました。

当日は参加者8名が綾部市災害ボランティアセンターにお伺いし、活動についての説明を受けました。午前中は京都府災害ボランティアセンターから派遣された一般ボランティアや地域の高校生との協働で、同市内で河川の氾濫による浸水被害を受けられた家屋の清掃や家財の片付け、午後は綾部市災害ボランティアセンターの資機材の整理作業に就きました。
報道でも触れられていたとおり炎暑の中での活動となりましたが、現地の方々や協働した団体の皆さんと声を掛け合い、安全第一で活動を終える事ができました。

中国・四国地方など、この災害で大きな被害を受けた地域はまだまだ多く、復興への道のりは長期にわたる事が予想されます。
京都YMCAは地域社会の課題に取り組む公益団体として、引き続き、募金やボランティア活動を通じた被災地支援活動を続けて参ります。

報告 ボランティアビューロー専門委員 人見 晃弘

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舞鶴ちゃった祭花火大会

7月29日(日)、舞鶴YMCA近くの浜海岸で「第43回みなと舞鶴ちゃったまつり」が開かれました。台風12号の影響で、前夜祭や当日のイベントが中止となりましたが、花火大会は予定通り午後7時30分から始まりました。

YMCAが舞鶴市に誘致されて今年で4年目。設立当初からワイズメンズクラブの例会として「舞鶴ちゃったまつり」が楽しまれておりますが、昨年は北京都フロンティアワイズメンズクラブが舞鶴市内にある支援学校のみなさんを招待されました。今年は舞鶴YMCAも共催し、市内の福祉施設の通所者やそのご家族を招待して約60人が参加されました。人混みではゆっくり楽しめない方に心ゆくまで花火を楽しんでもらうため、YMCA屋上を開放し絶好のロケーションで鑑賞していただきました。

また、本校の介護福祉学科に在籍しているベトナム人留学生も参加しました。ベトナムでは旧正月に盛大な花火を打ち上げることが多いそうです。日本で見る初めての花火は、介護の勉強とアルバイトで忙しい日々の癒やしになったようです。
中には、障がいを持った方と友達になり、話しながら一緒に花火を眺めた留学生もおり、日越交流が図られていました。

花火の最後では、舞鶴市民が募金した「みんなの花火」がフィナーレを飾り、参加者からはひときわ大きな拍手が起こっていました。
今後も「舞鶴ちゃったまつり」が舞台となり、障がいのある方もそうでない方も皆が自由に交流できる、地域で共に生きる社会がつくられてゆくのだと思っています。

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PICK UP

京都YMCAのユースエンパワメント

ICCPJ(International Camp Counselor Program in Japan)とは、台湾で活躍するユースボランティアリーダーを台中YMCAを通じて日本各地のYMCA で受け入れるプログラムです。
日本のYMCAキャンプのノウハウを身につけることはもちろん、同世代の日本人リーダーと共にキャンプ活動を通じて交流すること、また、日本の子ども達とふれあい、台湾の文化を伝えることを目的としています。
今年、京都YMCAでは、ホストファミリーのご家庭にもご協力いただき1名を受け入れました。京都YMCAの活動に参加してくれた季さん、ホストファミリーのお一人 長田さんに感想を寄せていただきました。


長田さんご家族と季さん

***
台湾ユースボランティアリーダー 季 玫臻 (き まいしん)さん(優奈リーダー)

このICCPJの活動を通じて、自分自身の成長を多く感じることができました。
毎日新しいことを挑戦して、いろいろなことを学びました。最初来た時、まだ慣れなくて、気持ちが少しふさぎましたが、でもその後、慣れることができました。とても嬉しかったです。ホームステイのみなさんと一緒にいろいろなところへ遊びに行きました。日本の家族の生活習慣をはじめ、たくさん日本の文化についてもっと深く知ることができました。
キャンプのリーダー達はとても優しい人、いろいろな日本語とカヌーの使い方を教えてくれるし、子ども達と一緒に遊ぶし、日本と台湾の違いについても交流を通して学ぶことができました。とても面白くて、楽しかったです。

この活動には、遊びのためだけではなく、勉強のために参加しました。うまくできないこともあったかもしれません。でも、ここまで努力してきたこと自体がすばらしいことだと思います。
みんなに出会えてよかったです。この1か月は私にとって、忘れられない思い出になりました。
(日本語で感想を書いてくれました。)

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ホストファミリー 長田 奈々美 さん

季玫臻さんは、台湾で日本語を勉強されている大学生です。今回の滞在では、「日本の日常」を体験してもらおうと心がけました。丁度、祇園祭の最中でしたので、一緒に浴衣を選びに行って、それを着付けてもらい、宵山を楽しみました。料理にも興味があったので、卵焼き作りを伝授。我が子らが普段食べるようなお弁当作りにも挑戦しました。滞在中、子どもの小学校の授業参観があり、一緒に授業参観もしました。

玫臻さんはとても慎み深い方でしたので、困ったことはないか、といつも聞き続けました。
分からない言葉は、漢字の国の者同士、筆談です。(漢字が分かって良かった!)子ども達も、玫臻さんが大好き。一緒に囲碁をしたり、プリクラを撮ったり。最初は恥ずかしがっていた我が子らが、すぐに、一所懸命伝えよう、分かろうとするようになりました。

玫臻さんには、あれもしてあげたかった、これもしてあげたかった、と思うことがたくさんあります。
3日間は、あっという間に過ぎていきました。このようなかけがえのない機会を与えてくださったYMCAに感謝しています。ありがうございました。

まいまい(まいしんさんのニックネーム)、またね。再見!

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#みつよ みつける京都Y

みつける自分 みつかるYMCA

会員/ワイズメンズクラブ京都部 直前部長 竹園 憲二 さん

このお話をいただいて、改めて自分の10年前を振り返ってみると、YMCAブランドスローガンにぴったりなエピソードがあります。

10年前に私はYMCAをサポートする団体であるワイズメンズクラブの存在を知りましたが、その時は私の中ではヒットしませんでした。しかしその後、改めて新クラブ設立に参加してほしいとの話があり、一度参加してみようと足を運びました。

そこで、私が一番苦手とする注目された人前で自己紹介をする時がやってきました。その時の私の自己紹介はアピール力のないもので、「これでは駄目だ」と思った瞬間、「これが自分を変えるチャンスではないか」と思い立ち、新クラブ設立メンバーの一員としてワイズメンズクラブに入会することを決めました。
これが、私の「みつかる」です。
これをきっかけに、苦手なことを克服できるような役職や役割を与えられ、以来、必死でこなしました。

それから7年が経ったのち、ワイズメンズクラブ京都部部長にとお声がけいただきました。はじめは「自分には務まりません。」とお返事しましたが、メンバーからの熱い想いをいただき、「私自身にできるだろうか?」と自問自答する中でメンバー達の想いに応えたいという自分に気づくことができ、京都部部長を引き受けることにしました。
これが私の「つながる」です。

ワイズメンとしての活動や今まで経験させていただいた役職を通して、 「自分に置かれた責任を果たさなければ他の人に迷惑をかけることになる」といった小心者の性格が、自主性に変わっていることに気づきました。
また、もともと頑固者の職人である私が、自分自身の内面の変化とともに従業員に対してもわかりやすく説明できるようになり、従業員達はそれにこたえるようにどんどん成長してくれました。また、反対意見にどう対応していけばよいのかなど、様々なことへの対応の幅がひろがり、「よくなっていく」を実感できるようになってきました。

「みつかる。つながる。よくなっていく。」そのあとに続く言葉は?と自分に問いかけてみました。
それは、自分がよくなった経験の中での学びを身につけていくことをどんどん「繰り返し」ていくこと、その繰り返しが私をどんどんよくしていくと思います。

私は、「みつかる。つながる。よくなっていく。」の中の、「みつける」のは自分自身で、YMCAは「みつける」ための場所であり、みんなの「みつける」をサポートしくれる存在であると考えています。
どうか皆さん、いろんな形でYMCAに関わってください。チャレンジすることで、自分自身の「みつかる。つながる。よくなっていく。」に辿り着くと思います。

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