京都YMCA News(京都青年) 2018年4月号


京都YMCA News 2018年4月号 記事一覧

京都YMCAのリニューアル

活動報告
ピンクシャツデープログラム
第5回The Y cup京都ミニバスケットボール大会


京都YMCAのリニューアル

 

京都YMCA 総主事・校長 加藤 俊明

春は別れと出会いの時期と言います。YMCAも毎年多くの方を送り出し、また4月から多くの新たな人たちを迎えます。昨年秋から約半年続いた工事もようやく終わり4月から京都YMCAにも新しい事業がスタートしました。

昨年からお知らせしているようにYMCA三条保育園が始まりました。以前は専門学校だった建物の2階が保育園となり、春から小さな子ども達が朝お母さんやお父さんに送られて登園してきます。
1階ロビーからは、2階廊下を走り回る子ども達の姿が見えることでしょう。また、三条通に面した建物前のスペースは園庭として子ども達の遊ぶ姿を垣間見ることができます。

1階は専門学校の事務所と教室となっています。今年から専門学校は、三条校と舞鶴校で介護福祉学科に新しくベトナムからの入学生を受け入れることとなりました。
遠いベトナムの地から日本の介護を学び、日本で介護の仕事を目指す学生が来ています。これも新しい出会いであり、京都YMCAの専門学校にとっても新しい取り組みです。
建物は、改修工事とともに耐震補強工事を行い、地震が起きても大丈夫なように多くの部屋の窓の前に太い鉄骨が取付けられており、頼もしく見えます。
またこれまで40年近く改修されていなかったエレベーターも駆動部分を中心に改修が行われ動きや停止の時の動作がスムーズになりました。プールに通ってくる子どもたちや保護者の方また成人会員の方々にも安心して乗っていただいています。
このように目に見えるところ目に見えない気が付かないところも含めて京都YMCAはこの春からいろいろと変わりました。しかし建物は変わりましたが、それだけでは本当に京都YMCAがよくなったことにはなりません。

本当の変化はこれからです。ご存知のように全国で進めているYMCAブランドを再び輝かせるために、私たちは既存のプログラムや活動もブランドコンセプトに沿って説明できるものにしてゆかなければなりません。
京都YMCAの変革への取り組みは始まったばかりです。工事が終わって保育園ができて終わりではなく、ようやくスタートラインについたところです。
これから京都YMCAをどのようにリニューアルしてゆくのか。スタッフだけでなく会員の皆さん、参加者の皆さん、保護者の皆さん、関わるボランティアの皆さんと共に考えながら進めてゆければと思います。

▲このページのTopへ

活動報告

ピンクシャツデープログラム

いじめのない社会を目指していこうと京都YMCAは、全国のYMCAとともにいじめ反対運動「ピンクシャツデー」に取り組みました。今年のピンクシャツデーは、2月28日(水)。京都YMCAでは、2月22日(木)~28日(水)をキャンペーン期間とし、全職員がピンクの名札を身につけたほか、ピンクのシャツや小物を身につけるよう呼びかけ、いじめについて考え、寄り添う期間としました。

キャンペーン期間中の2月24日には『子どもたちのネット・スマホ事情と大人の関わり方』と題して京都市教育委員会 生徒指導課 指導主事の小幡昌史氏をお招きし、ご講演いただきました。
講演の中では「まず、大人が知識と関心を持つことが大切である」という子ども達に向き合う姿勢についてのお話がされ、続いて「子どもたちのスマホ利用の実態」「SNSの実態」「小学生のトラブル事例」「家庭のルール」について解説いただき、現代の子ども達が置かれている環境や陥りやすい問題について、様々な学びを得ることができました。

中でも、子ども達の声をくみ取り、安心できる場を作るために、①私たち大人が、子ども達が困った時に相談できる確かな信頼関係を築いていくこと、②家庭、学校、地域社会の大人が連携して子どもを見守り「小さな変化」に気づくこと、③子ども達にとって学校のクラスで「いじめ」などで追い込まれた時に、YMCAのような学校以外のコミュニティーに属し、逃げ場があること、④子どもたちが「叱られることを恐れずに相談できる」ことと「叱る代わりに絶対に解決してあげる」大人の存在など、子ども達の居場所としての京都YMCAのあり方についてヒントを得るような学びとなりました。

YMCAでは、この運動を「いのちあるすべてのものが共に生きる平和な世界を築く」ための第一歩と考えています。これからもいじめを傍観しない、いじめに反対する気持ちを表明し、弱くされた一人ひとりの気持ちに寄り添う活動を続けていきます。

 

♡ 日々の活動で子ども達に向き合うボランティアリーダーたち。ピンクのシャツにメッセージを書き込みました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都YMCAピンクシャツデープログラム(別ページへ移動)

全国YMCAピンクシャツデーポータルサイト(別ページへ移動)

▲このページのTopへ

第5回The Y cup京都ミニバスケットボール大会

3月17日(土)、18日(日)の2日間、「第5回The Y cup京都ミニバスケットボール大会」を、京都府下の16チームの選手、指導者、保護者等356名のご参加のもと、横大路運動公園体育館にて開催しました。
京都の地で日本におけるバスケットボールの歴史が始まり、100年を迎えたことを記念して2014年から始まったこの大会も、今年、第5回目の節目を迎えることができました。

今大会も天候に恵まれ、日ごろの練習の成果を発揮し、ファイブゴールの精神を養う活気溢れる大会となりました。結果は、男子チームは「大枝ミニバスケットボールクラブ」、女子チームは「長岡京ミニバスケットボールクラブ」の両チームとも2年連続の優勝となりました。規定により次年度の連続優勝チームの参加はお休みとなります。これもこの大会がチャンピオンシップ大会でなくフレンドシップ大会であることに基づいており、より多くの子ども達に参加してもらい、京都でのバスケットボール普及と子ども達の成長に貢献したい京都YMCAの願いの一つでもあります。試合を通して、スポーツの楽しさを知り、チームメイトや他チームの子ども達とつながる経験が、一人ひとりの成長の糧になればと考えています。

また、第5回大会を記念し、参加賞として京都YMCAバスケットボールリーダー考案の記念デザイン入りナイロンバッグを作成し、子ども達にも大変喜んでもらえました。
この大会が第5回を迎えられたのは、選手の子ども達はもとより、スポンサーの皆様、京都府ミニバスケットボール連盟の皆様、また毎回おいしい昼食を提供くださっているワイズメンズクラブの皆様の多大なご支援によるものです。改めて感謝申し上げるとともに、今後この大会がより発展し、地域に根付いていくよう、ご支援よろしくお願い申しあげます。

報告 大会実行委員長  前   登

▲このページのTopへ